
ラインヘッセン ケラー の フォン デア フェルス2001年と2004年の飲み比べ~

モーゼル大好き永遠18歳のTomochanでございますが、このケラーのワインは初めて飲んだ時から大好きになってしまいました。 今の息子さんPeterのお母さんは、モーゼルのワイナリーご出身。結婚される時に、モーゼルの葡萄の樹を嫁入り道具の一つとして、持参されたとか・・・。 ラインヘッセン地方にももちろん粘板岩地層がありますから、Kellerの大好きなフーバッカー畑などの「最適」な土地に植え付けられて、育ったワインは専門家が飲んでも「モーゼル」ワインと勘違いする程。
我が家の家宝リースリング専用グラス6客あったのが、今はどういう訳か2客に減っている~ということで、それぞれに2001年と2004年を注ぎ、まずは色の確認。 若い方は少々黄金食が淡く、青いりんご色のニュアンスが出ています。 2001年の方は、とても綺麗な黄金色。少々熟成されていることが一目瞭然。 綺麗な色です。
ノーズは、2001年の方は抜栓した直後にオリーブのような香りがしましたが、グラスではそれも消えて、ミネラルや、アプリコット系の良い香りがしております。 2004年の方は、それにアップル系の香りもあるような。まだ若いリースリングの香り~
同じリースリングでもモーゼル・ザール・ルーヴァー地方とライン地方に分けますと、モーゼル地方は、土壌がデボン紀の粘板岩土。 ライン地方は石灰土。という訳で、大まかな区分法で話されて来た経緯があります。 昔風のドイツ人で「ワイン好き」それも「ドイツワイン好き」に限って、モーゼル好きが多かったり(ラインガウのワインも含めて)しますが、これは何処か偏見が入っているような・・・ 口の中に流し込んで「美味しい」ものは、無条件に「美味しい」と認めることが大切ですよね。
少々ドイツワインのことを知っているワイン好きの間では、以上のようにモーゼル・ザール・ルーヴァーは、粘板岩土壌であることからミネラル感が強く、ライン地方の石灰岩土壌で作られたワインは、湿った感触が強くなるなんて言われております。 しかしながらライン地方と言われるラインガウ、ナーへ、ミッテルライン、ラインプファルツ、ラインヘッセン・・・でも、あの有名なライン川沿いの粘板岩土壌で栽培されたワインが多くありますので、ブラインドで出されてラインかモーゼルのワインを特定することは単に難解だと思われます。 こういう地域・区域で区別するというよりは、各々のワイナリーのワイン哲学がどのような形でグラスの中に入っているかを認識する方がより判りやすいと思いますし、面白いと思っております。f^^;
こういう土壌の複雑性からいたしますと、ライン地方の方が、同じワインを楽しむにも数え切れないバラエティーがあって、
★同一品種をライン区域内の違う土壌で作られたワインを比べる。
★ワイン区域の特定の地域内の違う葡萄品種を(出来れば同年の)比べる。
などという面白いことが出来ますね。
特にラインプファルツ地方は栽培されている葡萄の品種だけでも数え切れない程ですから、赤・白・ロゼ・スパークリングととても広範囲な楽しみ方が出来るようです。^^
先日、ワイン屋さんで新しいSekt(スパークリング)を仕入れたから一寸飲んでみて~と言われて、断るわけがなく「ゴクゴク」試飲しておりました。 イメージからするとこれはライン地方の何処かのワイナリーがシャンパン製法で作ったものだとばかり思っておりましたら、なんとTomochanの一番大好きなザール地方のものだったんですよ。 まだまだ勉強が足りないなぁ・・・と、反省した次第です。 最近ではリースリングをバリクの新樽で仕上げるような輩もおりますからねぇ・・・・・・・
話は飛びますが・・
以前に、Tomochanより数十年人生の先輩というドイツ人の「ドイツワイン」の大好きな方のお宅にて1967年のモーゼルのシュペートレーゼ 確かプリュムの何処かの畑だったと思いますが、頂いたことがありました。 このワインはこのオジさんが若い時に買ってセラーに寝かし続けて来たもの~ということで気合がかなり入っておりましたが、ヴィンテージを見たときにTomochanは、心の中で「あぁぁ、当たり年でもない上に数十年たっていて、恐らく開けたらガソリンの香りだけして、後はもう台所の流し行きに違いない・・・」なんて非常識なことを考えておりました。
いよいよ抜栓の時がやって来ました!
どうせもう飲めない状態なんだろうなんて思いながら、紳士のオジさんがまずレディーたちに注ぎ、いよいよTomochanのグラスへ~。最後にご自身のグラスへ注いだ後、奥様が作ってくれた天然鱒のポワレと共に頂く瞬間がやって来た! ソースは塩・バターとレモンのみ。胡椒はなし!
まずはワインの方へ目をやる。
とても綺麗な黄金色~ 「透明感」と共にしっかりとした重厚感のある色。 ベッコウ飴のような熟成色が少々入っている。
香りは、まず重い!
思っていた通りのガソリン香(これは特にモーゼルのリースリングが熟成した時にでる健全な香り)。 その後に、複雑なフルーツの饗宴。 まだ綺麗に酸が残っていてミネラル・フルーツ・酸のバランスが絶妙だ。
そして、口の中へ~
ブラインドなら絶対にベーレンアウスレーゼ以上の重み・甘味が広がる~ ヴンダーバー!
素晴らしいの一言。 美味しいぃぃぃぃぃぃぃ。 若いプリュム(10年~20年もの辺り)のワインは少しだけ知っていたけれども、ここまで熟成したものは初めてだった。
この素晴らしい「甘口」のワインとミネラル感たっぷりの天然鱒、それもシンプルにポワレしたものとの相性は、ばっちりだった。
この夏、大分在住のめるちゃん1さんに、新鮮な旬の関のお魚のお刺身にお醤油ではなく、塩と一滴のカボスとで食すとワインとの相性が絶妙であることを教わった。 魚の旨味とミネラル感がワインのそれと共鳴し合うのだ。
これに通ずるものがあったのかも知れない。 「甘口」と、一言では片付けられないこの複雑さ。
料理とワインの相性を考えると、単純に3つの方法があると思いました。
1.ワインと料理が絶妙にマッチングして「融合」し合うこと。
この場合は、ワインを変えることは出来ませんから、ワインの持っている性質に料理を近づることでマッチングを狙うんだと思います。
2.ワインと料理を双方こわすことなく「活かせ合う」こと。
先の素晴らしく新鮮な旬のお魚を塩少々と一滴!のカボスと共に頂くような、素材(特に淡いお魚の場合は)の持ち味が十分に引き出される方法をとることで、ワインはそのワインとして、また料理は料理としてお互いが活きること。
3. 「2.」で述べた中で、これは究極のマッチングでしょうが、お互いを「活かし合う」方法でありながら、「1.」のような絶妙なマッチングに遭遇し合える瞬間、コンビネーション。 こんなマッチングに遭遇することはTomochanの人生では(ふところ)無理かもしれませんが・・・経験してみたいです!
ワインのことを書いているうちにしっちゃかめっちゃかな文体、内容になってしまいましたとさ。ということで、いつまでの青い尻のTomochanでございます。下手な料理でも真心込めて作って食べるとジーンと来ますよね。
明日の夜が楽しみです。日本のみなさん、明日の朝のフライトでも同日の夕方には当地に到着できますよ~♪
ヒヒヒ
さて、今夜は何を飲もうかな・・・・・
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