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2004.02.18

栄養学と食事学の違い

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テーマ：医療の裏側教えます(74)

カテゴリ：カテゴリ未分類

アメリカ人は予防医学や、サプリメント、代替医療などについて、かなり以前から旨く取り入れている人がいます。

なぜかというと、虫垂炎（盲腸）手術は日本では３７万円（入院７日）ぐらいなのですが、ＮＹなどは１９７万円（入院１日）もかかります。

盲腸と言うと少し色合いが違いますが、欧米では全体的に医療費が高く、病気になったらというより、ならないようにという意識の高い人たちが多いからだと思います。

日本では一般的に病院では、糖尿病の人には、糖尿病の薬、胃が悪い人には胃の薬が出ますね。

当たり前なのですが、そんな時、食事を指導されたり、生活の指導をされた事がありますか？

日本では２時間待って３分診療だから、指導なんかは出来ませんよね。

流れ作業のように患者さんに薬を出すだけの仕事ですよね。
これが問診３分の日本と問診３０分の欧米との違いです。

でも、考えてみてください。
薬を飲んで原因は治ったのですか？
治ってないですよね。

ただ症状やら結果が少し良くなっただけですよね。

今回は食事について考えてみます。

……………………………………………………………………………
　◎　栄養学と食事学の違い
……………………………………………………………………………

病院の医師は、栄養学を基本に考えていますが、それでもそれを
指導された事はないですよね。
いつもの「患者の選択の範囲」という事であまり指導はないですよね。
だから、自分が詳しくならないと駄目ですよね。

みんなが大好きなショートケーキの材料の牛乳、小麦、卵、イチゴ、砂糖、一緒に飲むコーヒーについて数回にわけて考えてみましょう。

ショートケーキというとイチゴのクリスマスケーキが頭に浮かびます。ちょっと豆知識を・・・
クリスマスの時にケーキを食べるのは日本だけなんですよ！
本場北欧ではライスプディングを食べます。
貴重なお米を作ったライスプディングを「ユーレ・ニッセ」という妖精にお供えする所から始まったそうです。

その上サンタクロースはプレゼントを持ってきてくれる優しいお爺ちゃんではなく、親の言う事を聞かない悪い子には、枕元にロバの血塗れのミミを置いたり、子供を袋に押し込んで川に投げ込んでしまうとか・・・。

秋田のなまはげのようなものなのです。
それで、クリスマスには家族と一緒にいい子にしてサンタさんを待つんですね。

今の赤色のサンタクロースはコカコーラが考えたものらしく、商売ベースなんですね。
伝える人によって正しい事が伝わってないと・・・・。

さて、今日は、牛乳とイチゴについて考えてみましょう。

◎牛乳のメリット
良質のタンパク質、脂質、乳糖、カルシュウムも豊富で吸収もよい。
乳製品を取ると胃ガンの発生率が低いという疫学的調査がある。

◎牛乳のデメリット
・牛乳には中性脂肪が多く、成人病や生活習慣病の多い現代人には動物性脂肪摂取は控えなければならない。
・ちなみに、中性脂肪の取りすぎは、乳ガン、子宮体ガン、大腸ガン、膵臓ガン、腎臓癌、膀胱癌、前立線癌、白血病などになりやすいく
・アレルギーの原因にもなる。
・セックスレス世代といいながら牛乳は性欲が減退する。
・牛乳には亜鉛がすくなく、人工栄養児には、しばし成長の遅れ、皮膚病になりやすいまた亜鉛不足は最近子供に多い味覚障害にも関係する。

◎イチゴのメリット
・ビタミンＣが多く、その供給源としてはバッグンにいい。
・ミネラル、ながでもカリュウムが豊富でナトリュウムが少なく
　高血圧の予防によく、食物繊維も豊富なので大腸ガンの予防になる。

◎イチゴのデメリット
・果質はいたみやすく、自己融解し腐りやすいので早めに食べる事。冷蔵庫で何日もとっておいては駄目
・イチゴには少量ながら、ジャガイモの芽の中にあるメラニンという毒性があり、適量を食べるならいいが、毎日や大量に食べると駄目。

◎コーヒーのメリット
・大量のカフエインが入っていて、少量だと中枢神経を興奮させ
、一時的に疲労感をなくし、眠気をとるのには有効。
・利尿作用がある。
・喘息発作の呼吸困難を一時的にラクにするが、習慣化すると効果がなくなる。
・コーヒーは虫歯を予防する（歯肉には駄目）

◎コーヒーのデメリット
・不眠症になる。
・頭痛の原因になる。
・コーヒー党は心筋梗塞で突然死する人が飲まない人に比べて
　三倍いる。
・コーヒーは奇形児を誘発させる。
・コーヒーはメラニンを移動させシミの発生・拡大を促す。
・鉄分の吸収を妨げる。
・胃酸の分泌が増し、胃粘膜を荒らし、胃潰瘍、胃ガンの原因
　になる。
・コーヒーはクロロゲンという食欲を減退させる成分が存在している。
・コーヒーとビタミンＣや柑橘類を一緒にとると、癌の発生が増強
　される。

＊これはメリットにもなるがデメリットにもなる事だか、コーヒー
を飲むと足の末梢神経の体温が下がる、暑い時にはいいが寒い時には
かえって寒くなる。

殆どの医師が食事指導をするとしたら、栄養学で話しをします。
病院では栄養士がメニューを作ります。
栄養的に良くても、食事学としては駄目な場合があります。
一日５個イチゴを食べれば大丈夫、牛乳一杯で一日のカルシュウム
ビタミンなんて計算上で食事を決めています。
吸収形態や食べ物の特質や全体をみては判断をしていません。

そんな時、みなさんにも正しい知識を持ってもらいたいのです。
メリットの多いものには、デメリットが多い場合があります。

例えば、自分が腎臓癌で入院した時、食事で牛乳が出たら・・・。

考えてみてください。
生活習慣病も含めた現代病の多くは、自分に原因が多いですよね。
自分が今と同じ生活をしているなら、薬を飲んでも原因が治らない
のなら薬の量が増えるか、病状が悪化をするだけです。

自分の病気は自分で責任をもってください。

今日は、家族でケーキでも食べながら様々な事を話してみてはどうでしょうか？
そして、今世界でご飯も食べれないで死んでいく子供が存在しているという事について話し合ってみるのもいいのではないでしょうか？

生きている事、全てのもに感謝するのが必要だと思います。

次回は、卵、小麦粉、砂糖とストレスの話しをしたいと思います。

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