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久しぶりの連載、私の音楽遍歴を回想するコーナーです。
まず、ストーンズクレイジーMさんとの数奇な交流について書こう。2000年の暮れか、2001年が明けてからか、時期は定かでない。いずれにしても遍歴-8で書いたように、n先輩の引き合わせで、バンマスKさん、ストーンズクレイジーMさんと出会い、交流を深めることとなってしばらく後のことだ。
Mさんからメールが届いた。RollingStonesのデビューから80年代までの主要アルバム、ミックやロニーのソロも含め、LPレコード24枚だったかをセットで1万円で買いませんかということだ。
ストーンズ関連の音源は60年代のベストHot Rocks I&IIや70年代のベストJUMP BACK、ヴードゥーラウンジ、Sticky Fingers位(全てCD)しか持っていなかったため、これは良い機会だということで、私が引き取ることにした。
そこで私は1人車に乗った。早速カセットをカーオーディオに差し込み、帰宅しながら聴いてみた。オープニング、音楽が流れ、DJがしゃべり出す。あれ???この声は・・なんどMさんではないか!Mさんが絶叫し紹介したのはUnder My Thumbのライブテイク。
あまりに驚いて、翌日早速メールしてみた。どういうわけかと。Mさんはいろいろと経緯をおしえてくれた。どうやらストーンズの音源を売りたいという広告を見て、連絡をとって会ってみたところ、その人が某広告代理店に勤務している人だった・・・後日連絡があり、ストーンズ専門番組を立ち上げるので、DJをやってみないかということになった・・・察するに、レコード売りたしという広告はストーンズに関してマニア級のDJにふさわしい人物を探すための仕掛けだったのではないか・・・そんなことだった。
そんな私とMさんのやりとりがしばらく続き、Mさんから収録スタジオに遊びにこないかとのお誘いがかかった。これはおもしろそうだということで、某FM放送局に伺うことになった。
土曜の昼下がり、スタジオに通されると、一人の中年男性に紹介された。この人物こそが某広告代理店のプロデューサーA氏だ。番組2回分の収録を見学。実に楽しんでやっている雰囲気だった。終わってからコーヒーでも飲みましょうと一緒に喫茶店へ移動。
A氏は私に興味を持っているとのことで、いろいろと音楽的な傾向や所有音源の枚数など質問された。当時は私もハードロック系だけで1000枚は持っていたと思う。現在はだいぶ整理したが。で、最後に一言、「あなたもやってみませんか?」これはえらいことに巻き込まれそうな雰囲気だったが、FMのDJなんて夢のような話だし、面白そうなので、勢いで「やってみます」と答えてしまった。
話はトントン拍子に進んだ。で、決まったのは次のとおり。通常1ヶ月4週だが、ときおり5週目をやらなければいけないときが年に数回ある。1~4週はMさんによるストーンズの番組、5週目を私がDJでハードロック専門番組をやる。それからというもの、MさんとA氏の指導のもと、放送原稿作りに苦心することになる。
記念すべき第1回放送は私の好きなVAN HALEN特集。収録は本当に緊張した。口が渇いて廻らなくなった。しかし私はあまりのうれしさに、最後は勢い余って「ハードロックは男のロマンです!」と絶叫してしまった。これがAプロデューサーに大ウケで、なんとか番組は出来上がった。実際の放送を聴いたときは感動。
数ヶ月後の第2回はAEROSMITH。これも無事収録、放送を済ますことができた。しかしその後事件は起きる。スポンサーがトラブルを起こし、降りてしまったのだ。スポンサーがいなければ番組は続ける事が出来ない。
3回目は最後の収録となってしまった。最後は私がROCKの道に入るきっかけを作ってくれたJOURNEYの特集となった。最後はプロデューサーの薦めもあり、「ハードロック万歳!」の絶叫で締めくくるという凄い構成となり、これも無事収録&放送された。
たった3回、半年余りで私のDJは終わりを告げた。まあ地方のコミュニティFMだし、聴いている人はあまりいないだろうと思っていたが、同じ勤務先の隣のフロアの人から声をかけられ、彼女が私のファンだと言われた。これがきっかけでこの人とも仲良くなるのだが、まさか聴いている人がいたなんで驚きだ。電波媒体おそるべし。
番組は終わったが、実はA氏との関わりはこれ以降も続くことになる。またA氏関連の別のプロジェクトの話はまた別途書くことにする。
とにかくこの時期、私はROCKを生き甲斐とし、どん欲に音楽を求めた。猛烈にROCKに関わって生きていた。30代に足を踏み入れる花の独身。金には困ってなかったし、やりたい放題だった。
そしてちょうど時期を同じくして、ついにバンマスKさんとのバンドが結成される。これは次回のお楽しみ。
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