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最近、子供のころから親しんだ俳優、ミュージシャンなどの方が亡くなってショックを受けることが多い。俳優の西田敏行さんが17日、突然亡くなった。持病もあったし、近年車椅子に乗って座った状態の芝居ばかりではあったが、先週、映画「ドクターXファイナル」の会見に出てきたばかりで驚きを隠せない。76歳はまだ若い。緒形拳さん、原田芳雄さんも最後の舞台あいさつの直後に亡くなっている。最後に気力を振り絞って出て来て燃え尽きたのだろうか。西田さんといえば、まず小学生の時に見た「西遊記」の猪八戒でその存在を知り、NHK大河ドラマ「おんな太閤記」の秀吉役で大好きな俳優の一人になった。「もしもピアノが弾けたなら」をヒットさせ紅白歌合戦出演、大河ドラマは最多14作出演で主演4作、映画「釣りバカ日誌」は20作、「探偵ナイトスクープ」の局長は19年、「ドクターX」も10年以上出演。日本俳優連合の理事長を務め、故郷福島の震災復興にも尽力。三谷幸喜、宮藤官九郎、両脚本家から重用されるなど、最後まで現役だった。来年1月のドラマも決まっていたという。列挙していってもまだ足りない。とにかく唯一無二のすごい俳優だった。ご冥福をお祈りします。
2024年10月18日
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浜松に帰省したついでに(浜松のお盆は7月です)、浜松城の麓にできた「どうする家康浜松大河ドラマ館」に行ってきました。主演家康役の松本潤さんの大きなポスターとビデオメッセージに迎えられて入城。ドラマの名場面集。 浜松城の「出丸はね上げ門」のセット。実際の撮影で使われています。上の石は発泡スチロールだけど、本物に見えます。 引馬城を守って家康と戦ったお田鶴の方(演関水渚)の鎧。撮影で使われた小道具。 浜松城の「出丸見張り小屋」のセット。隣に服部半蔵(演山田孝之)のポップが。家康と瀬名(演有村架純)の撮影で使われた衣装。 武田信玄(演阿部寛)の衣装。撮影用ポップ。家康、瀬名、井伊直政(演板垣李光人)。 「三方ヶ原の戦い」をシアターで見られたり、演者のサインやコメントを読んだり、なかなか楽しかった。出口にも撮影スポットが。係の人に撮ってもらいました。
2023年07月11日
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NHK朝ドラ「ちむどんどん」が30日、最終回を迎えた。強引な展開、突っ走る主人公、おおざっぱな脚本、突っ込みどころが満載でいろいろ批判にさらされて、ネットでは「ちむどんどん反省会」なるもので盛り上がった。確かに僕もこの展開はないな、と思うことも多かったが、重箱の隅をつつくようになんでもかんでも批判されるほどひどい内容だとまでは思わない。過去にも猪突猛進タイプのヒロインは多数いた。同じように自分勝手なヒロインとして比較されることの多い、「半分、青い。」(18年)の鈴愛(演・永野芽郁)とちむどんどんの暢子はまるで違う。鈴愛は計算高いずる賢いヒロイン、旗色が悪くなると片耳が聞こえないせいにして逃げたりする、暢子は人の意見を聞かないが、間違っていると思ったら謝ることのできる素直さがある。文句を言う人も暢子が放っておけないから最後まで見続けたのではないだろうか。ただ、4兄妹の話にしたため、兄姉妹にスポットが当たり過ぎて散漫になったところもある。沖縄の戦争、遺骨収集、イタリア料理店の修業、沖縄料理店開業で四苦八苦、もっと見たかったなと思う場面もある。料理と沖縄の海はもっと見たかった。
2022年09月30日
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NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が8日、最終回を迎えた。親子3世代100年にわたる物語。断絶していた母娘の和解。NHKラジオ英会話を柱に、あんこ、ジャズ、時代劇、野球などキーアイテムがちりばめられ、それらが時代を超えて受け継がれていくのを見事描き切った。初代安子の初めて見た映画はモモケンの時代劇だった。放送当時は時代劇がそれほど重要なアイテムになるとは思わず気にも留めなかったが、実はクライマックスにつながっていた。2代目ヒロインのるいは岡山とは絶縁したつもりだった。しかし、30年ぶりに訪れた岡山では叔父の勇が墓を守ってるいのことを気に掛けていた。年を取った勇役で目黒祐樹さんが出てきたあたりから、毎日涙が止まらない展開になった。ヒロインの3人だけでない。夫のジョーやトミー、虚無蔵といった脇役の個性も光っていた。また、世良公則さんや尾上菊之助さん、堀部圭亮さんら同じ役者が親と子で2役を演じたことで(紺野まひるさんや小野花梨さんは祖母と孫娘の2役だった)、世代を超えて受け継がれるテーマが鮮明になった。ジョーの挫折と再生。お菓子屋の違う形での再建、時代劇の興亡、花を添えたサイドストーリーも魅力的だった。「ちりとてちん」の藤本有紀さんの脚本、さすがだった。来週からカムカムロスにならないといいな♪
2022年04月08日
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渋沢栄一の生涯を描いた大河ドラマ「青天を衝け」が26日、最終回を迎えた。久々に最後まで面白い大河だった。渋沢栄一は小学生のころ、伝記を読んだことがあったけれど、難しくてよく分からなかった。そもそも銀行が何をしているのか小学生のうちは知らなかったし結局何をした人なのか、小学生には理解できなかったのである。大河では幕末から昭和まで91年の生涯をきっちり描いてくれた。あらゆる産業や教育、慈善事業に関わり先鞭をつけ、今まで取り上げられなかったのが不思議なくらいの大偉人であることはドラマの形で分かりやすく伝わった。東京五輪や新型コロナで前年の「麒麟がくる」が押したこともあって回数は少なくなり最後は駆け足になったのが残念だったが、その分濃厚になった。10月には渋沢生家を訪問してますます親しみが出た。お札になるのが楽しみである。
2021年12月26日
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22年後期のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」のヒロインに福原遥さん(23)が抜擢された。彼女がEテレの食育番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん」(09~13年)で実写パートのまいんちゃんを演じていたころから10年近く、時のたつのは早いと思います。うちの息子は当時幼稚園。朝、夕方の再放送とほとんど毎日見ていました。当時から目の覚めるような美少女だったけど、今見てもやはりきれいな人だ。福原さん、最近も「3年A組」「教場2」などの話題作に出演。前クールの刑事物「IPサイバー捜査班」では主役の佐々木蔵之介の娘役でヒロインを務めるなど、活躍していました。(他にも深夜ドラマの主演が何本かあるようだが、そこまでは見ていない)子役独特の癖も抜けて、大阪出身のヒロインの長崎が舞台の話で、彼女は埼玉出身のためアクセントなど気になるが、「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼」で青森出身の役を演じていたし大丈夫でしょう。それにしても20代前半の女優は広瀬すず、橋本環奈、杉咲花、永野芽郁、上白石姉妹、浜辺美波、小芝風花、今田美桜、吉川愛ら綺羅星のようです。あ、芳根京子もまだ24歳で朝ドラヒロインだった。調べ漏れてた。
2021年11月25日
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NHK朝ドラの「おかえりモネ」が29日、最終回を迎えた。東日本大震災に正面から向き合った快作だった。当日島にいなかったことを負い目に感じ島を出るヒロイン、祖母を置いて逃げたことで島から離れられない妹、妻が行方不明になりその死を受け入れられず酒に溺れる新次、津波でたくさんの遺体を見て寺を継ぐことを躊躇する三生…。震災から10年たったとはいえ、まだ10年。心の傷が癒やされない人もまだたくさんいることを改めて考えさせられた。最終回のラストは未来の2022年7月。コロナのため悪戦苦闘したであろう、呼吸器が専門の医師・菅波とモネの2年半ぶりの再会。僕は医療従事者へのエールだと感じた。コロナの一日も早い収束を願う。
2021年10月29日
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女優の深田恭子さん(38)が適応障害で活動休止することになった。映画の撮影の現場で倒れたという。7月からのフジテレビの連続ドラマの出演も降板が決まった。所属事務所によれば、昨年春から体調を崩し、今月に入って適応障害と診断されたという。__深キョンは働きすぎ。20年以上第一線で走ってきたのだからゆっくり休んでほしい。事務所ももっと早く気づいてほしかった。うつ病と適応障害の違いは自分には詳しくわからないが、皇后雅子様も長年苦しんでおられた。恭子さんも無理しないで。
2021年05月27日
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2020年、社会現象になった「鬼滅の刃」。あちこちでグッズ展開がされています。観光地のお土産物屋には鬼滅まんじゅうや鬼滅クッキーなどが並んでいます。ご当地キティちゃんのようなご当地グッズもいろいろあるようです。温泉地では、温泉に漬かった主人公の炭治郎など。こちらは、ヒロインの禰豆子が落花生をかぶった千葉限定のキーホルダーです。
2021年01月03日
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アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の舞台、第3東京市が箱根にあるため、コラボ企画を町全体でやっています。小涌園ユネッサンの入り口には、碇シンジ、綾波レイをはじめとするキャラクターの絵が。温泉洞窟風呂の中にもありました。コンビニの外側も、飲料コーナーの扉も、エヴァ仕様。 仙石原の湿生花園=写真=の近くでした。桃源台の箱根ロープウェイの駅には、初号機のミニチュアが。
2020年03月26日
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NHK朝ドラの「半分、青い。」が29日、最終回を迎えた。賛否両論、ネットでこれだけ話題になった朝ドラは過去になかったに違いない。まず脚本家の北川悦吏子女史がツイッターで情報を発信し続けたこと。「神回」連発の自己満足の宣伝に反発する視聴者もいた。放送後、掲示板などで炎上していたが、不人気あるいは平凡な内容のドラマでは、話題になることすらないわけだから、制作する側からしたら「してやったり」の展開だろう。さらに過去にいないタイプのヒロイン。朝ドラのヒロインといえば、品行方正、あるいはちょっとおっちょこちょいで愛きょうのあるタイプ。真面目に一つの物事を追い続け、歴史に残るような活躍をするのが定番であるが、鈴愛は違う。自己中心的なだけでなく人の厚意に甘えて他人を当てにし、気に入らないと暴言を吐く、都合が悪くなるとが片耳が不自由なせいにする、はっきり言っていやな女である。それなのに友達にはなぜか好かれ、周りがもり立ててくれる都合の良さ。ただ、鈴愛はなんでもストレートに突っ走る。漫画家も挫折、失恋、結婚、離婚、親の病気や会社の倒産、親友の死、子供のいじめと七転び八起きどころか七転八倒。実際の人生にも重なるものがある。さまざまな困難を乗り越えていく、猪突猛進タイプの鈴愛にすがすがしいものを感じていた視聴者も多かったはずだ。反対意見の割に高視聴率だったのは、そういうことなのかなと思っている。
2018年09月29日
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「ちびまる子ちゃん」で知られる漫画家のさくらももこさんが15日、死去していた。53歳。長谷川健太(現FC東京監督)と小学校の同級生ということは僕より2学年上で、清水市出身。漫画だけでなくエッセーなど幅広く活躍された。先日、ファンだった西城秀樹さんが亡くなったときはコメントを出していたので、乳がんで闘病されていたとは知らなかった。急なことで非常にショックだし、まだ若いのに残念。心よりご冥福をお祈りします。
2018年08月28日
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俳優・映画監督の津川雅彦さんが4日、死去。78歳。4月に妻の朝丘雪路さんを亡くしたばかり。男は妻を失うと弱い。兄の長門裕之さんも南田洋子さんを亡くして1年半後だった。津川さんは朝丘さんが亡くなった時の会見で鼻にチューブを付けた状態で体調が良くないのは分かっていたが、それにしても早すぎる。役者としては不世出。何度も演じた徳川家康役などが印象に残る。しかし、津川さんの晩年の右傾化はちょっと目に余った。映画「プライド」で東条英機を演じたことがきっかけかもしれないが、役者があまり権力に近づきすぎるのもどうかと思っていた。ともあれ、もう一度演技が見たかった。ご冥福をお祈りいたします。
2018年08月09日
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西城秀樹さんのベストアルバム「ゴールデン☆ベストデラックス」が届きました!僕が注文するよりも先に、妻が頼んでくれました。2週間待ちと聞いていたのに、結構早かったですね。71年生まれの妻が聴きたかった曲は「抱きしめてジルバ」(84年)、68年生まれの僕は「遥かなる恋人へ」(78年)です。代表作の「ブルースカイブルー」と「ヤングマン」の間に挟まれて知名度は低いけれど、スローバラードでとてもいい曲です。長いこと、タイトルが分からずサビしか分からなかったけれど、ユーチューブで調べたらすぐにタイトルが分かりました。両曲ともシングルベストには入ってないので、3枚組みのこのアルバムを聴くのが楽しみです。
2018年05月31日
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うそだろ、ヒデキ。歌手の西城秀樹さんが16日、死去。63歳。西城さんの活躍については今更言う必要もない。老若男女誰でも知っているスーパースター。僕の小学生のころから歌に限らずCMやドラマなど大活躍だった。2度の脳梗塞から復活して、後遺症と闘いながら歌手活動も続けていた。ご冥福をお祈りします。
2018年05月17日
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まさか。俳優の大杉漣さんが急死。66歳。今まで現役のうちに亡くなった俳優さんはほかにもいるが、大杉さんの場合は主演連ドラの放送中・撮影中である。まさに戦死としか言いようがない。共演の松重豊が病院に連れて行ったが、助からずドラマの共演者たちで看取ったという。大杉さん、やくざの親分から優しいお父さん、バラエティー番組にも出るし、趣味のサッカーに打ち込み、仮面ライダーの映画では地獄大使の役までやっていた。働き過ぎで心臓に負担が来たんだろうか。心よりご冥福をお祈りします。
2018年02月22日
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かつて斉藤由貴さんの大ファンだった僕としては残念です。故尾崎豊さんの時とは違い、今は3人の子の母。子供がブレーキにならなかったのかな?自覚が足りない。最近また露出が増えてきて、調子に乗っていたと言われても仕方ない。美容のため、往診を受けていたという彼女の言い分通りだとしても、過去の騒動もあるし、李下に冠を正さなくてはいけない。
2017年08月03日
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野際陽子さんが病気持ちなのを知ってはいたが、現在もドラマ「やすらぎの郷」が放送中で、今月終了の「警視庁捜査一課9係」に準レギュラーに出演。最後まで現役バリバリで活躍されたことは、素晴らしいことだと思う。「9係」主演の渡瀬恒彦さんも復帰を目指してベッドで台本を読んでいたという。ちょっと前だと緒形拳さんや原田芳雄さんは作品を完成させて舞台あいさつ直後に亡くなっている。高齢化が続く昨今、現役を貫いて「戦死」する人が増えているのかもしれない。楽隠居なんて今は昔、なのかも。野際さんのご冥福をお祈りします。
2017年06月13日
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NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさん、三谷たくみ(29)が3月いっぱいで卒業することになった。音大在学中の08年から丸8年と歴代最長の長きにわたって活躍した、たくみおねえさん。スタート時に2歳だったうちの子供も、そのうち幼稚園に通いだし、今はもう小学3年生。長い時間がたったことを感じる。幼稚園のころは毎朝見ていたし、DVDもそろえた。今は「おかあさんといっしょ」が始まる朝8時にはテレビを消して学校に通うようになったので、最近は視聴していなかったが、たくみおねえさんには、「長い間ありがとう」と感謝の言葉しかない。お疲れさまでした。おねえさんの間は私生活も制限されるので、羽を伸ばして休んでください。なお、だいすけおにいさんは4月以降続投の予定。9年目突入で、こちらも歴代おにいさん最長となる。すごい!
2016年02月12日
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アニメ「銀魂」が8日、2年ぶりに復活。今回のタイトルは「銀魂°」だそうで。去年の映画って、17億円も興収があったそうで。それで最終回を何度もやったのに、またまた再開。原作漫画もまだジャンプで続いているし、こうなったら、原作が完結するまでアニメもやってほしい。復活1話目は時間が止まる話。コミックで読んだなあ。オチはなんだったけ。忘れたけど。とにかく、原作のストックもたまったし、当分は楽しませてくれそうだ。
2015年04月08日
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いつもの整骨院に行って、はり治療を受けてるとき、先生から「(昨日放送の)相棒の最終回、見ましたか?」と聞かれた。いつも夜中帰宅で、テレビは全て録画で見るので「まだ見てないんで、言わないでくださいよ」と止めた。お昼ご飯の後、帰宅して「相棒13」最終回を見た。衝撃!_ネットが紛糾してるのも分かった。みんな言ってるけど、こういうラストにするのなら伏線がなさすぎ。唐突にダークナイトを出すんじゃなくて、もっとうまいやり方があったんじゃないか。甲斐享が熱血漢で正義感が強いのは分かってるけど。まあ、びっくり。右京さんも無期限停職になり、シーズン14がないまま、終了の可能性もあるかなあ。1年ぐらい休んでもいいから、もっと練っていいものを作ってほしいです。
2015年03月19日
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俳優の菅原文太さんが11月28日に死去していた。81歳。高倉健さんが亡くなって20日もたたないうちに、映画界の重鎮が相次いでこの世を去るとは衝撃。菅原さんは、最近は農業をやってみたり、東日本大震災以後政治的な発言も目立っていたので、まだまだ健在だと思っていた。代表作は「仁義なき戦い」や「トラック野郎」シリーズだろうが、僕がまず思い出すのはNHK大河ドラマ「武田信玄」(88年)の板垣信方役。信玄の傅(もり)役で筆頭家老、死をもって信玄を諌める展開が印象的だった。もちろん主演を務めた「獅子の時代」(80年)も見ている。「朝日ソーラーじゃけん」や「時代はパーシャル」のCMも忘れられない。心よりご冥福をお祈りします。
2014年12月01日
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大変残念です。つい最近まで、テレビで見ていた気がします。いろんなドラマ・映画に多数出演されてました。2枚目で決してうまい俳優とは思わなかったけれど、好きな役者さんでした。ご冥福をお祈りします。
2014年03月14日
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NHK朝ドラ「あまちゃん」で、いよいよ今週から東日本大震災を描く話が始まった。東京の劇場はセットが崩れ、ユイの乗った列車は大吉の判断でトンネルの中で停車。津波の難を免れる。アキと小野寺ちゃんはそれぞれ、北三陸、仙台に電話するが通じない。津波の模様は、模型で示された。震災からまだ2年、さすがに津波の映像を出すわけにはいかなかったのだろう。実際、避難生活で苦しんでいる人はいまだに多数いる。ドラマの舞台が岩手沿岸部になった時点で、震災は避けて通れないテーマ。今週、どういう演出で見せてくれるのか。被災地の人に希望を与える展開になっているのか、今後に注目だ。6月まで放送されたTBS「空飛ぶ広報室」では、震災後の航空自衛隊松島基地が紹介された。自然の猛威の前に、なすすべなかった無念さが伝わってきた。これからも震災を取り上げるメディアは増えるだろう。まだ終わってないことを世の中に伝えてほしい。
2013年09月02日
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NHK総合で、4月から土曜日の朝に放送されている「団地ともお」。ビッグコミックスピリッツで03年から連載されている漫画が原作だ。1話完結の基本、ギャグ漫画である。僕は20年来のスピリッツ愛読者であるので、放送を楽しみにしていた。しかし、アニメではイマイチ原作の味が伝わってこないなあ、とも思っていた。作り方次第では、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」に匹敵するものを作れる題材であるのに。主人公はあくまで小学4年生のともおであるが、登場人物が増えるにしたがって、どんどん物語が派生して、サブキャラのエピソードが際限なく広がっているのが現在の状況。プロ野球選手やそうめん作りの職人、カラスが主役の回もある。中にはともおが登場しない、登場しても通行人として1コマだけ登場なんてときもある。さて、8月24日の放送は、ともおの姉・君子の親友、ゆりちゃんが会いに来るという話。このゆりちゃん、4年前に交通事故に遭って寝たきり。ともおの前に現れたゆりちゃんはその日亡くなっており、実は幽霊だと後で分かる。漫画で読んだときも印象に残る話であったが、今回、アニメで見てあらためて感銘を受けた。原作者・小田扉の凄いところは、ゆりちゃんのエピソードをこの話1話限りにせず、過去のエピソードを描くときに、忘れずに登場させているところ。他にも1話限りのゲストと思っていた人物が、後々重要なキャラクターになったりして、団地に限らず町全体が実際に存在するかのような錯覚を起こさせる。アニメがいつまで続くかわからないが、やってほしいエピソードはいっぱいある。今後も楽しみである。
2013年08月24日
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NHKの朝ドラ「あまちゃん」で種市先輩として出演している俳優・福士蒼汰(20)だが、今度はフジ火曜10時の「スターマン・この星の恋」に出演している。3人の子を育てるシングルマザー(広末涼子)が、記憶喪失の男(福士)を拾ってきて父親に仕立て上げる、というコメディー。こう書いてみるとなんだそれ?って話で、実際あんまり期待していなかったが、初回はそこそこ面白かった。意味もなく、福士が上半身裸になったり(笑)、婦女子向けに福士を売り出そうというドラマでしょう。昨年8月まで、「仮面ライダーフォーゼ」で1年間主役を務めた後、朝ドラでヒロインの片思いの相手、今度はゴールデンタイムのドラマと確実にステップアップしている。所属事務所も研音と大手だ。正直言って演技はまだまだだが、もらったチャンスをものにできるか。研音としても、水嶋ヒロが結婚騒動で事務所を辞めたので、福士を売り出したいのだと推測する。仮面ライダーの先輩・水嶋、佐藤健や、戦隊出身ですっかり売れ子になった松坂桃李に次ぐ存在になれるか。
2013年07月11日
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声優の内海賢二さんが13日、死去。75歳。独特の低い声で、悪役からコミカルな役までこなし、すぐ内海さんとわかる人気声優であった。多くの人が代表作に挙げるであろう「北斗の拳」のラオウは、最高の敵役として今後も語り継がれるだろう。(ちなみにラオウの兄・カイオウも内海さんである)その他、「Dr.スランプアラレちゃん」の千兵衛さんや、「キャッツアイ」の課長、「プロゴルファー猿」のミスターXなどが思い出される。内海さんの奥さんは声優の野村道子さん。「ドラえもん」のしずかちゃんや、「サザエさん」のワカメで知られる人。ラオウの奥さんがしずかなんて、知らなかった。北斗の拳が放送されていたころからはや四半世紀。レイ役の塩沢兼人さんが自宅の階段から若くして転落死したのを皮切りに、リン役の鈴木富子さん、ジャギ役の戸谷公次さん、シャチ役の鈴置洋孝らさんが亡くなられている。昔好きだったアニメの声優が最近になって、次々鬼籍に入るのは、自分も年を取った証拠かもしれない。内海さんのご冥福をお祈りします。
2013年06月14日
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九州という地域は仲間意識、郷土愛が強いといつも感じていた。それは、同様に郷土愛の強い関西にも引けを取らないと思う。北海道、東北、四国、北陸等の出身者もそうだが、ブロック別に帰属意識があるようである。(関東地方を除く)昨日のAKB48総選挙で、大分県出身で、福岡のHKT48に所属する指原莉乃(20)が1位になった。彼女のユニークなキャラクターだけでなく、大分観光大使を務めて大分市長が全面バックアップ、また九州のローカル番組に出演していることで、九州票が相当あったはずだ。同様にSKE、NMBといわゆる支店のメンバーが票を伸ばして、昨年よりも多く選抜に食い込んだ。何しろ64人中AKB以外のメンバーは半分以上の34人。「おらが町のアイドル」という感覚で、それぞれの地域に根を張りだしたのだろう。かくいう僕は、仲間意識、連帯感の極めて低い静岡県の出身である。もともと伊豆、駿河、遠江の気質の違う3カ国を1つにしたのが無理があった。同じ県でも浜松と伊豆ではまるで別の県である。接点も少なく親しみも薄い。静岡県は東海地方の1県ともされるが、隣県の愛知はまだしも、岐阜、三重県出身者に親近感を感じたことは一度もない。それがいいか悪いかはともかく、強い地元意識というものは自分にはないので、ある意味、お国自慢をする人がうらやましくもある。AKBの選挙から、そんなことを連想しました。
2013年06月09日
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俳優の三国連太郎さんが14日、死去。90歳。20年以上も演じた「釣りバカ日誌」のスーさんが有名ですが、僕には、息子の佐藤浩市さんと共演した映画「美味しんぼ」が思い出されます。親子の確執と和解を描いたストーリーが、現実の三国佐藤父子にダブって感じられました。不世出の名優だったと思います。心よりご冥福をお祈りします。
2013年04月15日
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先週7日から、始まったアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」。もろ旧作を見て育った世代である。アニメの今風のリメークを、果たして受け入れられるのか。松本零士氏が著作権トラブルからヤマトから手を引き、キャラクターデザインも変えられた。声優も長い年月のうちに亡くなった方が多いので、すべて変更された。そんなものをヤマトとして見られるのか。思い出を傷つけることにならないか。正直言って最初はあまり見る気はあまりなかったが、試しに1、2話を録画して見てみた。結論から言えば、面白かった。十分受け入れられる。BGMがそのまま昔のものを使っていて、涙ぐみそうになった。ヤマト2で出てくる土方艦長が沖田艦長の親友として最初から出ていたり、2や3の人物も交じっていたりして人間関係はむしろパワーアップしていると感じた。女性キャラが増えたのも、時代の流れで当然と思う。ストーリーも、旧作の矛盾点を補っているとのことで、期待できる。アニメーションの技術、デザインはやはり美しい。迫力は文句なしだ。旧作の雰囲気を失っていないし、アレンジも許容範囲と思う。今後は敵・ガミラスの側も描かれるだろうし、ますます注目したい。
2013年04月14日
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今期のドラマは大概、第1話を見た。その中で一番気になったのが、一番最後に始まった「遅咲きのヒマワリ」(フジ系、火曜午後9時)だ。高知県四万十市(旧中村市)を舞台に、都会から田舎に移り住んだ青年の話だ。近年田舎暮らしがブームになっているし、自分も興味があることなので、この旬の材料をどう料理するか、ドラマのスタッフの演出に期待したい。とにかく、四万十川を中心とした自然に圧倒される。山も川もきれいで、きっと食事もおいしいだろう。四万十市自体が現在、移住を推進しているので、ドラマはいいアピールになるだろう。ただ、現実はそんなに簡単ななものじゃない。このドラマでも、厳しい現実を次々と突きつけられる。田舎の濃厚な人間関係は都会の人間には息苦しいし、高齢者ばかりで町はシャッター通りだし、医者は人手不足で満足な治療も受けられないしで、決していいことばかりじゃない。自分も田舎の出身であるが、この高知県の農村に比べたらはるかに都会だ。定年後にこんなところに住むのも悪くはないと思うが、実際にやっていけるかどうかは不安だ。このドラマの青年と同じ視点で、田舎の実情を見ていきたい。
2012年10月25日
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先日、テレビCMで見た、デアゴスティーニの隔週刊「銀河鉄道999 DVDコレクション」。妻の「買ってみる?」という勧めで、定期購読することを即決した。「銀河鉄道999」は、僕にとって子供のころ最も好きだったアニメだ。78~81年、小学5年から中1という多感な時期にこの作品に出合えたのは幸運だった。僕の精神構造から物の考え方にまで、今でも大きく影響を与えているのは間違いない。ただのアニメでなく、バイブルと言っていい存在だ。子供が見るにはヘビーな話が多かったね、と妻。確かにそれは言える。救いようのない悲惨な環境でもがく人々、人間のエゴと欲望、差別、悪意。そんな中で限りある命の尊さを訴え、主人公の星野鉄郎の正義感や勇気、出会う人々との友情がすがすがしかった。1冊に3話収録で全41巻。2年近く、楽しませてくれそうだ。どうせなら映画版のDVDブックも追加で出してほしい。ちなみに妻が重い話の例として挙げたのが「透明海のアルテミス」と「終わりなき夏の物語」の2つ。どちらも好きなエピソードだ。子供は結構残酷な話もOKなもので、僕がかつて(高校生ごろ)No.1に選んだ話は「永久戦闘実験室」。出てきた登場人物がみんな死んでしまう、これまた救いようがない悲惨な話だ。
2012年07月13日
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低視聴率を言われているNHKの大河ドラマ「平清盛」が過去最低に並ぶ10.1%を記録したという。確かに登場人物が多すぎて分かりづらいかもしれないが、そこまでひどい内容だとは思わない。自分は視聴率など気にしないが、毎週楽しみにしているこちらとしては、見ている人も同罪といわれているようで、気分がよくない。前回の放送は、むしろ面白かった。平治の乱につながる対立がそれぞれ描かれている。後白河上皇(松田翔太)の側近2人、信西(阿部サダヲ)と藤原信頼(塚地武雅)の対立。信西が「家柄だけの無能な人」と信頼を罵倒した場面は面白かった。実際、信頼はそういう男だったようで文献では酷評されている。また、源頼朝(中川大志、子役)と清盛の初対面のシーン、緊張のあまり注いだ酒をこぼしてしまう頼朝に対し、清盛の余裕ぶり。母由良御前(田中麗奈)が病気になっても平家に頼るな、と言い残して死んだり、この後の展開(平治の乱→源平合戦)を予想していろいろ考えているなと思う。キャスティングもうまいし、何が問題かといえば、清盛自体に国民がなじみがない、この一点に尽きると思う。源義経あたりが出てこないとやはり盛り上がらない。人気、なじみだけで題材を選ぶと大河は毎年戦国物、特に三傑(信長、秀吉、家康)が登場するものだけやっていればいいということになってしまう。「水戸黄門」のようなワンパターンが何十年も受ける国民性を考えると、視聴率を狙って国民に媚びるか、意欲ある題材を探して視聴率を気にせず作るか、選択を迫られることになる。
2012年06月26日
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NHK大河ドラマ「平清盛」が始まった。初回を見る限り、つかみはOK。まずまず今後に期待できる内容だと思う。1話目は主役の清盛・松山ケンイチは出てこなかったが、父・忠盛役の中井貴一がしっかりした演技を見せた。清盛の実母(吹石一恵)の最期のくだりは創作だが、2人の頑張りでいい感じにまとまっていた。今回は、清盛=白河法皇ご落胤説を取っている。白河法皇の伊東四朗がいやらしい。憎たらしくて、存在感を放ちまくり。養女に手をつけて、孫の鳥羽天皇に押し付ける。生まれた崇徳天皇は白河の子と言われているが、この説を採用した。鳥羽天皇役の三上博史はかなり抑えた演技だったが、来週以降保元の乱につながる愛憎に苦しむ鳥羽帝を見せてくれそうだ。昨年の「江」が史実を無視した笑っちゃうぐらいな大河だったが、今年はその前の「龍馬伝」を踏まえ、カメラワークもそっくりで画面もほこりっぽい感じ。こっちのほうがリアリティーがあるように感じる。来週以降、若き清盛の活躍が期待できそうだ。
2012年01月09日
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脚本家の市川森一さんが10日に亡くなった。旅行中だったので書きそびれたが、やはり印象に残るドラマを書いた人だったと思う。特撮ファンとしては「ウルトラセブン」から「ウルトラマンA」の脚本を書いたことや「仮面ライダー」のオープニングのナレーション(仮面ライダー本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界制服を企む悪の秘密結社である。仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。)を考えたことも触れておきたい。それにも増してNHK大河ドラマ「黄金の日日」(78年)は印象に残る。僕が見た中では歴代大河の中でも一、二の出来だったと思う。市井の商人を主人公にしたことが真新しい。主人公の助左(松本幸四郎=当時は市川染五郎)の人間的魅力に加え、最初は理解者ながら回を追うごとに悪役になっていく関白秀吉(緒形拳)の好演。脇を固める石川五右衛門(根津甚八)と杉谷善住坊(川谷拓三)のフレッシュな2人に、栗原小巻、夏目雅子、竹下景子ら女優陣も魅力的だ。千利休(鶴田浩二)、石田三成(近藤正臣)、高山右近(鹿賀丈史)らもこれまでにない人物像を描き出した。歴史的な事件に次々巻き込まれる助左。大抵はバックにいる秀吉のためにひどい目に遭わされるのだが、何度も立ち直り、フィリピン・ルソンとの交易を経て大商人になる。堺炎上のクライマックスに至るまで1話たりとも目を離せない展開だ。市川さんは「山河燃ゆ」(84年)の脚本も手がけている。昭和を取り上げた初の大河。評判は芳しくなかったが、東京裁判の場面は印象に残っている。市川さんのご冥福をお祈りします。
2011年12月10日
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宮部みゆき原作のベストセラー小説のドラマ化。原作は読んだことがあるので、結構楽しみにして、録画して見た。全体的によかったんじゃないか。上川隆也の刑事が次第に事実をつかんで犯人に近づいていくテンポもよかったし、セリフ0の佐々木希もミステリアスな感じがして、これは良かった。(しゃべったら秋田なまりが出ちゃうもんね)ただ、時代背景がバブル崩壊前の90年代前半なので、その点だけちょっと違和感があった。難波の大阪球場跡の住宅展示場はもうないし、インターネットもなければ携帯電話も普及していない世界。20年の間に世の中変わったな、と思う。婚約者に逃げられた男が親戚の刑事に捜索を依頼しなければ発覚しなかった。世の中、目に見えない犯罪が暗躍しているのかもしれない。そう思うと恐ろしい。現代では、ネットという新たなツールの登場で、このころ考えられなかったもっと恐ろしい犯罪が、ひそかに行われているのかもしれない。できれば虚構の中だけでとどめておいてほしい。
2011年11月07日
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「SKET DANCE(スケット・ダンス)」と「バクマン。」のコラボアニメが計3回にわたって放送された。同じ少年ジャンプに連載されている漫画とはいえ、スケット・ダンスはテレビ東京、バクマンはNHKEテレで放送されており、アニメの制作会社も違う。いろいろ制約が多いNHKがよく許したものだ。9月には、スケット・ダンスと「銀魂」のコラボもあった。ただ、これは同じテレビ東京。制作会社は違うが、こちらのほうがやりやすかったはずだ。さて内容だが、10月27日スケット…予告がバクマン風作り。絵の感じ、タイトルもそれっぽい。羽根が落ちてくる演出。主人公のボッスンがバクマンのサイコーに見えた。10月29日バクマン…ヒロインの亜豆美保が声優なので「スケット・ダンス」の収録に参加するというエピソードがさりげなく付け足された。アフレコの場面でボッスン役の人とヒメコ役の人が打ち合わせをするシーンもあった。登場人物が次々と「スケット・ダンス」を連呼。スケット側からは4人がアニメの中の人物として登場した。NHKにしてはずいぶん、他局の宣伝をしたものだと思う。11月3日スケット…バクマンの劇中アニメの本番。もともとスケットの原作の中に、バクマンの登場人物・新妻エイジをパロディーにした話があるため、大方の予想通りこれを基にしたものになった。そして、亜豆演じるキャラだが、意外にもアニメオリジナルキャラになっていた。オチに向かう前にさらにひとひねりした感じの登場。以上、事前に知ってなければコラボとは気づかないミニコラボだったが、しがらみを壊すのは大変なこと。こういう挑戦はどんどんやってもらいたい。
2011年11月04日
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テレビ東京系のアニメ、「銀魂」と「SKET DANCE(スケット・ダンス)」のコラボ回が9月26、29日、それぞれ放送された。4月に少年ジャンプに掲載された漫画で、それぞれの最新コミックに掲載済みの話だ。内容は、それぞれの漫画にもう一方の漫画の主人公たちがゲスト出演する話だ。原作漫画は30分のアニメにするにはちょっと短い話だったので、アニメスタッフは苦労しただろう。「銀魂」のほうはセリフを長くしたり、原作にはなかった声優ネタを盛り込んだりしたが、まずまずテンポが良く、遊び心も感じられていていてよかった。一方の「SKET DANCE」だが、オープニング&エンディング及びCM前後のアイキャッチに「銀魂」のキャラクターを入れ(これは銀魂も同様)、前半は原作にほぼ忠実に作った。しかし残り10分のアニメのオリジナル部分は時間稼ぎそのものでいまひとつだった。何年もやってる「銀魂」と今年スタートした「スケット」の経験、力量の差か。「SKET DANCE」のスタッフも頑張ってほしい。「SKET DANCE」はジャンプには珍しい学園コメディー。地味なリーダーのボッスンを支える武闘派のヒメコ、パソコンでしゃべるスイッチの3人で学園のトラブルを解決する何でも屋だ。バトル漫画ばかりでうんざりしてジャンプを読むのをやめた僕には、新鮮な漫画だった。絵もきれいだし、脇役のキャラクターもいい。今年に入ってからコミックを借りて読んでみたが、ツボにはまった。一時は人気低迷で打ち切り寸前だったらしいが、アニメ化されたことで当分安泰だろう。今後も面白い話をお願いします、篠原先生。
2011年10月02日
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NHKの朝ドラ「おひさま」が1日、最終回を迎えた。もったいない、残念すぎる出来だった。というのも、途中までは非常に良かったからだ。3.11東日本大震災の直後に放送が始まり、時代は昭和初期。社会全体が戦争で束縛され、そして敗戦の絶望。震災で絶望的な気分になった日本人にとっては、イメージが重なったことは間違いない。そして、戦後の混乱から復興へ。自然豊かな安曇野にもこんな苦難の時代があったのだ。被災地で勇気付けられた人もいただろう。しかし、後半がいけない。ヒロインの夫が復員してきて、ヒロインが教師を辞めてからのくだりが、単なる女たちの井戸端会議と化しまるで中身のない展開、最後のほうは見るのもきつかった。実在の人物じゃない上、人生の目標がない人物、淡々と日常を描きたかったかもしれないけれど、それなら昭和28年で話が終わりでは、中途半端。1…戦争中の苦労話をもっと掘り下げる。戦後は少しにする。2…平成になるぐらいまでの戦後5、60年の話を語る。どっちかにしていれば、もっといいものになっただろう。今年は大河も笑っちゃうぐらいの出来だし、NHKはもっと頑張ってほしい。
2011年10月01日
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声優の滝口順平さんが死去、80歳。「ぶらり途中下車の旅」でついこの間まで、独特の高めの声のナレーションで楽しませてくれていた。(正直言って、野田佳彦新首相誕生よりも、僕にとってはビッグニュースだ)ヤッターマンの悪の首領「ドクロベエ」をはじめ、タイムボカンシリーズでは、「タイムボカン」のオウムのペラ助、「オタスケマン」の東南長官など、ゲストを含め出演多数。その他、いろんな番組のナレーションは枚挙にいとまがない。体悪かったのに、「ぶらり…」は7月末まで仕事を続けた。そのプロ根性には頭が下がる。心よりご冥福をお祈りします。
2011年08月30日
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俳優の原田芳雄さんが19日、死去。71歳。やっぱりな。見るからに体が悪そうだったもんなあ。11日の主演映画「大鹿村騒動記」の試写会に車椅子で登壇した原田さん。若い頃のダンディーさの面影はなく、びっくりするほど痩せていた。自分でしゃべることができず、共演の石橋蓮司にメッセージを代読してもらうほどだった。そんな状態でもしっかりあいさつに出てくるとはたいした役者根性だと思う。いろんな出演作があるが、僕が印象に残っているのは87年のNHK大河ドラマ「独眼流政宗」の最上義光役。妹のお東の方(岩下志麻)をそそのかし、伊達政宗を毒殺しようとする悪役ぶりが、印象的だった。そういえば、この4月クールのドラマ「高校生レストラン」にも出演していた。いつの間にか出番がなくなったと思ったら、そんなにお悪かったとは。心よりご冥福をお祈りします。
2011年07月20日
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再来年のNHK大河ドラマに、新島襄夫人の八重を主人公にした「八重の桜」に決まった。八重役には綾瀬はるかが抜てきされた。綾瀬は今が旬の女優だけど、しかし、TBS「JIN-仁-」の人気を当て込んだNHK、毎度のことながらあざとい。女優の演技力は、時代劇をやってみると分かる。現代劇ではいろんな役を使い分けていた上野樹里も、「江」の戦国の姫役はさすがに苦戦。評判も散々である。その点、「JIN」で幕末の武家の娘を好演した綾瀬なら無難に見られるかもしれない。しかし、ドラマは何といっても脚本次第。会津で薩長軍と戦い、同志社大設立に尽力した猛女をどう料理するか、朝ドラ「ゲゲゲの女房」の山本むつみさんの真価が問われる。それと、毎年思うんだが、今放送の「江」がまだ半分もいかないうちに2年も先のことを発表する意味はあるんだろうか。ちなみに来年は松山ケンイチ主演「平清盛」である。源平の戦いはよく取り上げられるが、それ以前の保元・平治の乱あたりが話の中心になるのは珍しい。こちらも楽しみではある。
2011年06月22日
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児玉清さんが亡くなったばかりというのに、またしても大物俳優の訃報が飛び込んだ。同い年の長門裕之さんが死去。77歳。妻の南田洋子さんが亡くなってから1年半後のことになる。やはり妻に先立たれた男は長生きしない、というのは本当のようだ。長門さんは、役者としてのキャリアはすごい人だと思うが、人間としては最低。「洋子へ」という暴露本の騒動は言うに及ばず、結婚前後から女遊びの数々。アルツハイマーの洋子さんの看病はせめてもの罪滅ぼし、と語っていた。天国で洋子さんと会ったら、一言「ごめん」と謝ってほしい。子供がいない家だけど、葬儀は弟の津川雅彦がやるんだろうか。
2011年05月21日
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俳優の児玉清さんが死去。77歳。36年も司会を務めたパネルクイズ「アタック25」の司会として名高い。博識にしておしゃれでダンディーなおじさん。僕にとっては、俳優・児玉清の印象が深い。大河ドラマの常連。「黄金の日日」の徳川家康役や、「武田信玄」の飯富虎昌、「太平記」の金沢貞顕、去年の「龍馬伝」の龍馬の父。特に、信玄への忠義と義信の謀反との板ばさみで苦悩する飯富役は秀逸であった。民放の現代ドラマでも「HERO」や「コード・ブルー」「鹿男あをによし」など出演多数。若手俳優に大きな影響を与えたことは間違いなかろう。心よりご冥福をお祈りします。
2011年05月18日
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何で死ぬかなあ。24歳の若さで、タレントとしてそこそこテレビに出ていた。テレビの表面上は明るいキャラクター。種子島出身で、大家族で貧乏なのが売り。それを脱出した苦労人が、恋愛の悩みぐらいで死ぬだろうか。自分から死ぬ人の気持ちは理解不能だ。東日本大震災の被災者のことを思えば、自分が持っている悩みがいかにちっぽけなものかを思い知らされる。死んだ人に、厳しいことを言うようだけど、自殺した人間は天国には行けない。自分を殺したという重い罪を背負って、地獄で苦しむことになる。今、彼女は早まったことを後悔しているかもしれない。しかし、世の中には取り返しがつかないことがある。
2011年05月12日
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連日、キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さん死去のニュースで持ちきりだが、何かしっくりこない。違和感を感じる。キャンディーズ解散時で小学5年だった僕は、もちろん曲もよく知っている。ただ、近年女優としての活躍が目覚ましい田中好子さんとは重ならないのだ。もちろん同一人物だと知ってはいたが、ドラマを見るとき、もうそういう(キャンディーズの)イメージでは見ていなかった。それだけ上手にアイドルから女優へ脱皮したということだろう。母親役ばかりだが、その子供を演じた役者の名前を見ると、凄いキャリアだと思う。安達祐実(家なき子)、深田恭子(神様、もう少しだけ)、国仲涼子&ゴリ&山田孝之(ちゅらさん)、山田優&志田未来(正義の味方)、小栗旬(東京DOGS)、北川景子(筆談ホステス)。他にも奥菜恵、広末涼子、綾瀬はるか、石原さとみ、宮地真緒、星野真里、上地雄輔など。そうそうたる顔触れ。決して主役を食わずに引き立てた演技。彼女の功績は大きい。ご冥福をお祈りします。
2011年04月24日
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コメディアン・俳優の坂上二郎さんが死去。76歳。03年に脳梗塞で倒れ、晩年はずっと闘病生活だったイメージが強い。二郎さんと言えば、欽ちゃんと組んだコント55号だが、世代的にほとんど見た記憶がない。僕にとっては、役者としての二郎さんのほうが印象深い。特に、74~79年まで5年にわたって放送された「夜明けの刑事」「明日の刑事」シリーズ。二郎さんの演じる鈴木刑事は人情刑事。脇を固めていた鈴木ヒロミツ、石立鉄男も故人になった。ああいう刑事ものがまた見たいものだ。心よりご冥福をお祈りします。
2011年03月10日
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俳優の細川俊之さんが死去。70歳。病気ではなく、自宅の居間で転倒して頭を強く打ったという。何ということ・・・。転倒死と言えば、作家の中島らもさんや声優の塩沢兼人さんもそうだった。不運としか言いようがない。僕が細川さんを最初に知ったのは、1985年のNHK銀河テレビ小説「父(パッパ)からの贈り物」だ。当時僕は主演の斉藤由貴の大ファンだったので欠かさず見ていたわけだが、父親役がハマっていた。大正時代(?その辺が記憶が確かじゃない)に娘を留学させるハイカラな父親だが、娘を思う気持ちがよく出ていたと思う。ちなみに、翌年の朝ドラ「はね駒(こんま)」ではナレーション。独特の甘い声が、結構重い展開もある話に彩りを添えていた。それにしても、緒形拳さん以降、慣れ親しんだベテランの俳優さん・女優さんが亡くなるケースが数年続いている。僕らも年を取ったということかな。細川さんのご冥福をお祈りします。
2011年01月15日
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「江~姫たちの戦国~」が始まった。浅井長政の3姉妹では、これまで姉の淀殿ばかりが注目されてきた。しかし、末妹のお江を主役に持ってきて、信長・秀吉・家康の3人との関係を浮き彫りにする狙いがあるのだろう。ドラマのコンセプト自体はいいと思う。第1話はしかし、微妙な出来だった。何より、お市の方の鈴木保奈美がそれらしく見えない。彼女を美人だと思ったことがない。ミスキャストだと思う。10数年ぶりにテレビに出るなら、もっと役を選んでほしいし、スタッフもオファーを出してほしくなかった。信長役のトヨエツ(これはかなり良かった)に合わせたのだろうか。役者の年齢がめちゃくちゃなのも気になる。死んだ年まで演じるので、全体的に年齢は高めなのは仕方ないが、年齢の逆転現象が随所にある。秀吉役は岸谷五朗。それは悪くないが、妻のおね役が大竹しのぶって。岸谷より7つ年上なのが引っ掛かる。おねはこの後、3姉妹と深くかかわる重要な役。30~40代で役者はいなかったのか?この後本能寺の変も出てくるが、この時点でお江は10歳。予告を見ると24歳の上野樹里に演じさせてるが、むちゃくちゃだろう。そもそもお江役は上野でいいのか?「葵徳川三代」で岩下志麻が演じた江は良かった。大方の視聴者の江のイメージは岩下が作ったものだ。上野を起用するということは、まったく新しい江像を見せてくれないと困る。厳しいことを言うのも期待してるからこそ。上野は若手では演技派(特に「ラスト・フレンズ」は秀逸だった)だと思うし、じっくり見せてもらいたい。
2011年01月11日
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NHKの朝の連続テレビ小説「てっぱん」。前作「ゲゲゲの女房」は奇跡的に当たったが、ここのところパッとしない朝ドラが続いていた(「ウェルかめ」とか「つばさ」とか)が、久々に魂を揺さぶられた。よくありがちな元気娘の話かと思ったら、いきなり第2話で、ヒロイン・あかりの出生の秘密が明らかになる。今まで親兄弟と思っていた人たちが赤の他人で、実の母は出産直後に死亡。そして、祖母登場・・・。大阪局制作のものにはジェットコースターのようにスピーディーな展開が多いが、早くも尾道から大阪に出て祖母と同居と話がトントン進んでいる。今後、かたくなな祖母の心を孫娘が解きほぐしていくのは間違いない。「小公子セディ」か「ペリーヌ物語」のようだ。既に端々で片鱗が出てきてその度、涙腺を刺激させられている。18年前に家出した娘の名をつけた店、あかりを追っかけて駅まで走るシーン、そのほか、恩返しをしようとする娘を叱る母・・・。これでもかこれでもかと、直球勝負で泣かせる演出をしてくる。評判の良かった「ゲゲゲの女房」の後で、どうなるかと思ったが、これなら半年楽しめそうだ。
2010年10月20日
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