八方美人・ヤキモチ



■Ⅱ■…優しさをバラまく人と、ヤキモチを焼き過ぎる人……2001年12月



★★★★★★★八方美人のススメ?(2001年11月26日更新)★★★★★★★

どうして「つきあう」っていうコトがあるんだろう?
十人居たら、十人のつきあい方があるのに、
どうして「つきあう」って言葉にまとめられるんだろう?

どうして、つきあってない人と手をつなぐと変なんだ?
(気に入ったコと楽しくしていたい)
つきあってない人と二人で出掛けるといけない?
(上に同じ)
つきあってない人とカンケイを持ったらいけない?
(上に同じ)
男女だから?誰かが悲しむから?

自分がされたら嫌な事を、人にしちゃいけない。
もちろん、その通りな事もたくさんあるが…。
自分がされて嫌でも、人が嫌だと思わない事だって、ある。
その逆だって、ある。
感覚も、感情も、様々なのだから。
勝手に相手の気持ちを決め付けない方がいい。
二人居たら二人で、十人いたらそれぞれで、お互いのカタチを決めよう。

歩み寄りは大切。話し合いや、喧嘩も然り。
でも、どうしたって、他人の本当の痛みはわからない。
自分の痛みは、一人でちゃんと感じていくしかない。
思いやっても、思いやり切れるものでない。
相手に対して思いやるとすれば、例えば、
自分に正直に、きちんと、わがままに、生きる事。

「つきあう」という事は「わかれる」という事なのかもしれない。
いつか、わかれるから、つきあう。
いつか、しぬから、いきる。

自分という一人に対して、自分も、家族も、恋人も、あらゆる人も、
あらゆる物事も、動物も、宇宙も、全部、限りがある。

そんな中で、ちまちま悩む。成長もする。いずれ無になる。

意味を求めても、ただ自己満足な答えが欲しいだけ。
でも、この自己満足が、もしかしたら人生そのものではないか。

自分を見てくれる人がいたら楽しい。
楽しい瞬間が多い方がいい。
無理をせず、きちんと道を選んで、生きたい「つきあいたい」。

そう思って、人とつきあう。
あとは、身を委ねる。
オトコっぽい身勝手とか、オンナっぽい自己中心とか。
それが魅力であったり、それが何より嫌いな面であったり、
押し付けたり、我慢?してみたり…。

世界中の人とつきあいたい、と思う。
なんだか誰でも、愛せる気がする。
また、誰の事も、好きではない気もする。
誰かを好きだというと、誰かを好きでないという事になるのが嫌だ。
人それぞれに個性があり、みんな好きだ。
もし誰かを嫌いと思うなら、みんなの事も嫌いなのではないか?
自分の事も、嫌いと言う事になるのではないのか?

私は、あらゆる人とつきあっていたい。
自分とも。
全部を、一番にしたい。
私の事を一番にしてくれる人がいなくても。
…もし、いても。

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★★★★★★優しさをバラまく人と、ヤキモチを焼き過ぎる人(2001年12月24日更新)★★★★★★


もてる人は嫌だ。
もてない人が好きだ。

友人ならまだしも(私は友人にもヤキモチを焼いてしまう)、
つきあうなんて相手は、極力もてない人がいい。
友達も少ない人がいい。

反論。
「いや、もてる人の方がいいではないか。
 友人も多く、人望厚い方がいいではないか」
…それもわかるけれど。

しかし、私は、実にヤキモチ焼きなのだ。
自分で自分の嫉妬心に疲れてしまう。
「好き」という感情はハッキリしなくとも、
言葉にできないモヤモヤする感情は、よく意識できる。

実は自分は、ヤキモチを焼きたいのではないか?と思った事さえある。
例えば、同僚が他の人と仲良く話していた時。
友達が教室で近づいて来たと思ったら、別の友達に話しかけた時。
寮で友人が楽しそうに電話をしている時。
ちょっとした事で、モヤモヤモヤモヤモヤ…?とする時がある。

私は、
レンアイの「好き」というのが、本当はよくわからない。それで、
自分がヤキモチを焼くと「自分は、この人の事が好きなのか?」
と、逆から考える。なんか、違う気もするが…。
(好きだから、ヤキモチを焼く≠ヤキモチを焼くから、好き)

だから、もてる人が嫌だ、というより、
ヤキモチを焼かせる人が困るのだ。
言葉通り、シットの炎が全身を包んでいる状態になる。
「別にそんな立ち場じゃないだろ」
「そういう関係じゃないのに、なんなんだ?」
「いいかげん落ち着け」…もう一人の自分がセーブしようと懸命だ。

なぜ、こんなにヤキモチを焼くのだろうか。
自分に自信がないからか。逆に、プライドが高いのか。
さびしがりなのか(…失笑)。

「ヤキモチを勝手に焼かれるのは構わないが、あまり度が過ぎて
 本人にとばっちりが来るのは良くない」誰もがそう思うだろう。
しかし、焼く方にすると、
焼かせるのはそちらではないか!という気持ちなのだ。

優しい性格はいいが、不用意に誰彼構わず優しさを振りまかないでくれ。
好かれるのはいいが、やたら好かれたいという顔をして歩かないでくれ。
もてるのも結構だが、自分に片思いしている人達を適当にキープしないでくれ。
わあああああああああああああああああ。

…で(笑)、なんでこんな風に思ってしまうのか、と思って悲しくなる。
自分で思っておきながら、いいじゃないか別に?と。
なんで優しさを振りまくのが悪いんだろう?
誰にだって好かれたいし、好きだと言ってくれる人を嫌う事等ない。

そうすると、不用意にヤキモチを焼く方がよくないって事じゃないか。
…その通りだ。

自分のつきあっている人がもてる事を光栄に思え。
自分を選んでくれた人が、自分の選んだ人が人気のある人で良かった、と。
もてるって事は、それだけ素敵な人だって事なんだろう。

……………無理だ。
他の人はいざ知らず、私は無理だ。
いつ逆転するか知れない位置にいる自信など、ない。
天邪鬼な心が疼いて、自分から去ろうとしてしまう事も有り得る。
自分を防衛する為に。
自分がなるべく傷付かないように。


本当の、
根本的な課題は、
恋愛の「好き」を、素直に感じられるようになる事だろうな。
いつかわかる時がくるだろうか。
……………さぁ?????????????????


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