「因果性」を考察
因果性とは、一般に原因が結果生み出すことだと言われます。此れを宇宙の根源的な要素と捉える人もいるし、精神作用の根本的な因果関係(例えば仏教)と考える人もいます。此の因果作用という原理が疑う余地のないもの広く常識として認識されています。
他方、エネルギー保存の法則は此れに異論を唱えます。此の法則に従う現象は、過去が未来を決定するのと全く同様に、未来が過去を決定するとされます。少なくとも過去が未来を決定するのは我々人間の主観的な精神作用にだけ当て嵌まるものだということです。これと似た考えを持った人物に、紀元150~250年頃のインドの八宗の祖師ナーガールジュナ(龍樹)がおります。彼は過去が未来を決定すると云う事は無く、また、未来が過去を決定するを決定する事も無く、すべてが縁起していると捉えました。思想として興味深い考え方だと思われます。

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