Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年07月01日
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カテゴリ: 夢有無有
「中国故事」危うきこと累卵の如し
 時はまさに実力、覇道の戦国時代。一芸一能に秀でた者は実力で世に立とうと多くの者が輩出しますが、なかでも舌先三寸で諸侯の間を遊説して歩く縦横家と呼ばれる者の活躍が、空前絶後と言っていい程高かった。魏の貧乏人の子に生まれた范雎(はんしょ)も縦横家を志す一人です。まず故郷の中大夫の須賈に仕官、その供をして斉へ使者として赴き、その地で数ヶ月間を過ごします。須賈より家来の范雎の方が受けが良かったので須賈の機嫌を損じてしまいます。この時に斉の襄王が范雎の弁舌が優れていることを聞いて金十斤と牛・酒を送ってきますが、范雎はこれを断りますが、これを須賈
が帰国後、魏の秘密を斉に漏らした代金としてこれらの品物を送ってきたのだろうと悪しざまに宰相の魏斉へと報告しました。魏斉は怒って范雎を竹の板で何度も打ったため、范雎はあばらを折り、歯を挫きます。これでは殺されると思った范雎は死んだ振りをしますと、魏斉は范雎を簀巻きにして厠へと放り出し、客は厠へと来るたびに范雎に小便をかけていきました。范雎は番人に「後で礼をするから」と約束して助け出してもらい、番人は魏斉に対して死体を捨ててきたと嘘を言い難を逃れます。その後、友人の鄭安平の助けを借りて体を治し、魏斉が范雎が本当に死んだかを疑っていると聞いて、張禄と言う偽名を使って逃げます。その頃、秦の昭襄王が使わした謁者(宦官)の王稽と言う者が来ていた機会に、鄭安平は張禄こと范雎をこの者に売り込み、范雎を秦へと逃がします。
 謁者(宦官)の王稽は張禄を苦心惨憺して鄭安平と共に本国へ帰り、秦の昭襄王に自分が連れ帰った理由を「魏の張禄先生は天下の外交官です。秦の政治を批評して、秦は危うきこと累卵の如し、だが、私を用いれば、貴国は安泰ですと言って居られます。」と上奏します。秦王は恐らく此の不遜な客には気分を害したであろうが、別に処分もせず捨て置いたのですが、遠交近攻策辺りから頭角を現し、秦の重鎮となります。

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最終更新日  2012年07月01日 06時06分43秒
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