Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年07月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「中国故事」一葉落ちて天下の秋を知る
 牛鍋の肉の味をみんとするとき、鍋の肉全てを食べ尽くさなければ、味が解からないことはなく、ただ一切れで牛鍋の肉の味は知ることが出来ます。また、油気を含んだ水鳥の羽毛と湿気をよく吸う炭を秤にかけて、しばらく置けば、その傾き始める時間によって、空気の乾燥具合もわかります。即ち、小さなものを以って大きなものを知るということです。また、前漢の劉安が著わした「淮南子」の中の「説山訓」の章「一葉落ちるを見て、歳の将に暮れんとするを知り、瓶中の氷をみて、天下の寒気を知る」は梧桐の葉が一枚落ちたのを見て、年の暮が近づいたことに気付くし、瓶中の水の表面に氷が張っていれば、世の中全体寒くなっているのが解かるということです。。つまり、手近なものから遠いものを推察出来るということを説いています。此れが李子卿の「秋虫賦」では「一葉落つ天地の秋」となってみえています。
 「淮南子」本来の意味では、小さな現象から大きな根本を悟らねばならない。まるで禅宗の僧侶の覚りの様な意味合いですが、現在では、寧ろ、傾城の女淀殿が、大野治長父子の讒言に乗って片桐且元が去らせたために、多くの豊家ゆかりの武士の失意を買い豊臣家の衰亡を早めたのを坪内逍遥が「桐一葉」で喩えているように、多くは衰亡の意に比重が置かれるようになりました。

桐一葉1
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最終更新日  2012年07月08日 06時25分58秒
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