Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年07月10日
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カテゴリ: 夢有無有
「中国故事」一箪の食一瓢の飲
 儒教の祖孔子の弟子は三千人とも云われますが、、そのうち高弟は七十七人と称され、俗に此れを七十子と言います。これ等の弟子の中でも、孔子が特に賢と称し、仁と称して完璧な人格をそなえるに到った人物として、もっとも信頼していたのが顔回(字は子淵)です。弟子中聡明をもって鼻高々で孔子に窘められること度々だった子貢でさえ、「賜や何ぞ敢て回を望まん。回や一を聞いて以て十を知る。」と顔回の叡智を認めています。
 名利世欲にとらわれず、自分自身を天に任せ切って、天の教え「道」自体に帰一することを無上の悦楽として、その在り様に対し、何の懐疑も抵抗もない。その伸び伸びとした姿は、野合という暗い関係から生れた孔子には、正常な夫婦関係の下に生れた顔回は、生れたままの自分に安んじ、その自我を解放して、在るがままに育成すれば「道」にもとる顔回には憧憬さえ持っていたのでしょう。「賢なるかな回や。一箪の食、一瓢の飲、陋巷に在り。人はその憂いに堪えず。回やその楽しみを改めず。賢なるかな回や。」と孔子をして言わしめます。「一箪の食、一瓢の飲」という言葉は、ここから出て、清貧な生活を形容する場合に用いられるようになります。
 昔日の苦学生で清貧に甘んじて、それでも明るく朗らかに生活を送り、今は成功を成し遂げた方々は顔回を指針にして人生を生き抜いて来られたのでしょう。凡人には中々真似の出来る事ではありません。

孔子と顔回1
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最終更新日  2012年07月10日 07時04分55秒
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