Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年10月11日
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カテゴリ: 夢有無有
「旧約聖書」聖王以降の王達27(列王記下)預言者エリシャ・先見者としての神の人
 アラムはノアの子セムの流れを汲む古い民族です。一般にはシリアとして知られる地域に住んでいましたが、特に歴史に残る強大な国を作ったわけではなく、群雄割拠のような状態が長く続いたようです。首都は主にダマスコでした。ダビデ、ソロモンの後に分裂した北朝イスラエルはこのシリアと度重なる戦争をしていました。そこに活躍したのがエリシャでした。ここに書かれているように、エリシャはどんなスパイ組織もかなわない情報通でした。
 其のアラムの王ベン・ハダテがイスラエルと戦っていたときのことである。王は家臣を集めて協議し、「これこれのところに陣を張ろう」と言った。しかし、神の人エリシャはイスラエルの王アハブの子ヨラムのもとに人を遣わし、「その場所を通らないように注意せよ。アラム軍がそこに下って来ている」と伝えます。イスラエルの王は神の人(三位合体の意か)が知らせたところに人を送った。エリシャが警告したので、王はそこを警戒するようになります。これが一度や二度のことではなかったので、アラムの王の心はこの事によって荒れ狂い、家臣たちを呼んで、「我々の中のだれがイスラエルの王と通じているのか、私に告げなさい」と言った。家臣の一人が答えた。「だれも通じていません。わが主君、王よ、イスラエルには預言者エリシャがいて、貴方が寝室で話す言葉までイスラエルの王に知らせているのです。」アラムの王は言った。「行って、彼がどこにいるのか、見て来るのだ。私は彼を捕らえに人を送る。」こうして王に、「彼はドタンにいる」という知らせがもたらされます。王は、軍馬、戦車、それに大軍をそこに差し向け、夜中に到着し、その町を包囲しました。神の人の召し使いケハジが朝早く起きて外に出てみると、軍馬や戦車を持った軍隊が町を包囲していた。従者は言った。「ああ、御主人よ、どうすればいいのですか。」するとエリシャは、「恐れてはならない。私たちと共にいる者の方が、彼らと共にいる者より多い」と言って主に祈り、「主よ、彼の目を開いて見えるようにしてください」と願った。主が従者の目を開かれたので、彼は火の馬と戦車がエリシャを囲んで山に満ちているのを見た。アラム軍が攻め下って来たので、エリシャが主に祈って、「この異邦の民を打って目をくらましてください」と言うと、主はエリシャの言葉どおり彼らを打って目をくらまされます。エリシャは彼らに、「これは貴方たちの行く道ではない。これは貴方たちの求める町ではない。私について来なさい。貴方たちの捜している人のところへ私が連れて行ってあげよう」と言って、彼らをサマリアに連れて行きます。彼らがサマリアに着くと、エリシャは、「主よ、彼らの目を開いて見えるようにしてください」と言った。主が彼らの目を開かれ、彼らは見えるようになったが、見たのは自分たちがサマリアの真ん中にいるということであった。イスラエルの王は彼らを見て、エリシャに、「私の父よ、私が打ち殺しましょうか、打ち殺しましょうか」と言ったが、エリシャは答えた。「打ち殺してはならない。貴方は捕虜とした者を剣と弓で打ち殺すのか。彼らにパンと水を与えて食事をさせ、彼らの主君のもとに行かせなさい。」そこで王は彼らのために大宴会を催した。彼らは食べて飲んだ後、自分たちの主君のもとに帰って行った。アラムの部隊は二度とイスラエルの地に来なかった。
 人は現実の延長線・世界上にしか将来を、将又、非現象界を見ることは出来ない。しかし、聖霊が降臨し、霊の目が開かれた時、私たちは神が共にあるのを見る。エリシャはイスラエルとアラムの戦いのときに、イスラエルの王アハブの子ヨラムを助けました。ヨラム王は、アハブほどではありませんでしたが、主に前に悪を行い利益主義者でもあったので、エリシャはヨラム王を嫌っていました。それにも関わらず、エリシャはイスラエルの王を何度も助けます。これは、イスラエルに主が示されるために必要であったのでしょう。嫌いな相手への証は、その人の救いにつながらなくても、他の人々全体への証とはなるでしょう。また、だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさいと説いています。
 また、エリシャがイスラエルの王アハブの子ヨラムを助けたことにより、彼はアラムの王に恨まれ、町を取り囲まれて危険にされされますが、エリシャは敵の数よりも多く、圧倒的に強い「火の馬と戦車」を「聖視」していたので少しも動じませんでした。私たちも嫌いな人に証し或いは助けたことによって、自分の身に危険を招いたり、損をしたりすることがあるかも知れません。他の人も自分も「あんな人を助けなければ良かった」と言うかも知れません。また、如何したら良いかで、慌ててしまうかも知れません。そのようなとき、信仰の目を開かなくてはならないと説いています。話しの結末は、アラムの敵は虜にされ、御都合主義のヨラム王もこのときはだけは、エリシャを尊敬しました。アラムは命が救われたために、以降、とうぶんはイスラエルの地に侵入して来なくなります。此の行為は新約聖書のローマ書12章を連想させます。「もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。」これが私たちの敵や嫌いな人への最善の行動であり証だといっています。

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最終更新日  2012年10月11日 12時20分19秒
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