Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2012年12月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章二・メソポタミアと謎のシュメール人1
 紀元前5000年頃、後にメソポタミア即ち肥沃な三日月地帯と呼ばれるユーフラテス河の沿岸地帯に、ウバイド人と呼ばれる農耕民族が住み着きます。その住み着いた土地は、耕作や放牧に適しており、近くの湿地帯では、魚と鳥が常に豊富に得られるという生活するには理想的な環境だった模様です。その後、千年以上もそこに定住して、泥でレンガをつくって街や神殿をつくり、その後のメソポタミア文明の基礎をつくることになります。彼らの有能で進取性に富んだ気性は、まもなく、この地を中近東で最も繁栄した地帯に押し上げていきましたが、文字を持たなかったので、詳細な記録を残すことはありませんでした。ところが、紀元前3800年頃、どこからかシュメール人と呼ばれる民族がやって来ると、信じられない大変化が、文明の大展開が起きます。メソポタミア南部では、紀元前3500年頃から人口が急増して、神殿を中心にした大村落が数多く成立します。やがてメソポタミア文明の有名な文字、楔形文字が使用される様になります。文字は粘土板と言われるものに書かれ、19世紀ローリンソンがアケメネス朝のダレイオス1世の功績が書かれたベヒストゥーン碑文により解読に成功しました。文字が発明され、銅・青銅器などの金属器が普及しはじめた紀元前3000年頃には、農牧に直接従事しない神官・戦士・職人・商人などが増え、大村落は都市へとに発展しました。各都市はそれぞれ独立し、前2700年頃までに民族系統不明のシュメール人の都市国家が多数形成されていきます。都市国家では、最高の神官・戦士でもある王を中心に、神官・役人・戦士などが都市の神を祭り、政治や経済・軍事の実権をにぎって人民や奴隷を支配する階級社会が成立しました。土地はすべてが神のものとされ、外国との交易も神殿が独占し、戦争や協定も神の名においてなされました。こうした神権政治にもとづく各都市国家は、大規模な治水や灌漑によって生産力を更に高め、交易によって必要物資を入手し、互いに覇権を競い合う状態になれいます。そのため優勢な都市国家の支配層には莫大な富が集まり、壮大な神殿、宮殿、王墓がつくられて、豪華なシュメール文化が栄えます。メソポタミアの地は、わずかの間に、前例のない大繁栄を記録します。そして、空前とも言える政治権力が打ち立てられました。それは、美術、建築、宗教は言うに及ばず、社会機構、日常の細かな慣習から楔形文字の発明に至るまで、それらは、すべて、彼らシュメール人の成せる画期的偉業でした。世界最初と言われる船や車輪つき戦車なども、この頃、シュメール人によって造られます。この後も、彼らは、エリドゥ、ウル、ウルク、ラガシュと言った高度な都市国家を次々とつくり上げていきます。それらは、都市としては史上世界最古のもので、今日、我々は、この文明をメソポタミア文明と呼んでます。また、エジプト文明、インダス文明の誕生にも影響を与えたと考えられています。しかしながら、絶え間のない戦争のために、一般人民は疲弊して国家は衰亡していき、セム系のアッカド人に征服されてしまいます。

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最終更新日  2012年12月10日 06時53分45秒
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