Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年01月08日
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カテゴリ: 夢有無有
「オリエントの神々」序章16・ギルガメシュ叙事詩・第一の書板(後半)
 彼はギルガメシュに会い、訴えた。「ギルガメシュよ。山からやって来た人間がいました。山で最も強く、力持ちです。彼の力はアヌの結び目のように強く、いつも山を歩き回っています。彼はいつも獣たちと一緒に草を食べ、いつも両足を水飲み場に浸しています。私は恐ろしくて彼に近寄ることができません。彼は私が狩りの為に掘った穴を埋めてしまったり、仕掛けた罠を破ったりして、獣や野の動物たちを私の手から逃がしてしまいました。彼は私の狩猟の邪魔をするのです。」ギルガメシュは狩人に言った。「我が狩人よ、行きなさい。神殿娼婦を連れて行きなさい。彼がやって来て、獣に水飲み場で水を飲ませる時、彼女に服を脱いで誘惑させなさい。そうすれば彼女を見て、彼は近づいてくるだろう。野の獣たちは彼と疎遠になるだろう。」狩人は行って神殿娼婦を連れて来た。彼らは出発し、道を真っ直ぐに進んだ。三日目に彼らは目的地に到着した。狩人と神殿娼婦はそれぞれ、身を隠して潜んだ。一日目、二日目と水飲み場に彼らは座っていた。獣たちは水を飲みに水飲み場へやって来た。獣たちは近づき、水を喜んで飲んだ。そして山から来たエンキドゥは、カモシカと一緒に草を食べ、獣たちと一緒に水飲み場で水を飲み、獣たちのように水を喜んで飲んだ。神殿娼婦は、野の奧からやって来た、この野蛮な男を見た。「あれが彼だ。神殿娼婦よ、胸元を晒しなさい。色仕掛けで気を引きなさい。躊躇せずに彼に接吻をしなさい。彼はお前を見ると近づいて来るだろう。彼がお前の上に横たわるように、着物を脱ぎなさい。あの未開の男と性交に及びなさい。野の獣たちは彼と疎遠になるだろう。彼はお前に夢中になるだろう。」神殿娼婦は胸元を晒し、色仕掛けで気を引いた。彼女は躊躇せずに彼に接吻をした。彼女が着物を脱ぐと、彼は彼女の上に横たわった。未開の男を性交に及ばせた。彼は彼女に夢中になった。六日と七晩、エンキドゥは神殿娼婦と肉体関係を持った。彼女の豊満な肉体に満足してから、彼は獣たちの方を見た。エンキドゥを見て、カモシカたちは逃げまどった。獣たちは彼の体から遠ざかった。エンキドゥは以前のようではなくなった。獣が逃げて行くのに、彼の膝は衰えて追うことができなかった。エンキドゥの力は弱まり、以前のように速く走れなくなった。しかし今や、彼には知恵があり、考えも広くなった。彼は戻ると神殿娼婦の足もとに座って、彼女の顔をじっくりと眺めた。そして神殿娼婦の言葉に耳を傾けた。「エンキドゥよ、あなたは賢く、神のような人になりました。なぜ、獣たちと野原をうろつきまわるのですか。さあ、あなたを囲いの町ウルクへお連れしましょう。アヌとイシュタルが住まわれる聖なる神殿へ。そこではギルガメシュが野牛のように権力を振るっています。」彼女がこう言うと、彼女の言葉は説得力があった。自らの心を知る彼は喜び、仲間を欲しいと思った。エンキドゥは神殿娼婦に言った。「さあ、神殿娼婦よ、私を連れて行っておくれ。アヌとイシュタルが住まわれる聖なる神殿へ。ギルガメシュが野牛のように権力を振るっている町へ。私は彼に挑戦して、力強く語りかけたい。私はウルクで『私は強い』と叫ぼう。私は町に入って行き、運命を変えてしまおう。野原で生まれた者は強く力がある。」神殿娼婦は言った。「さあ、行きましょう、彼があなたの顔を見るように。ギルガメシュのいる場所へ案内しましょう。さあ、エンキドゥよ、囲いの町ウルクへ行きましょう。人々が祭服を着ているあの町へ。日ごとにあそこでは、お祭りが催されています。そこでは若者が箱琴や太鼓をいつも奏でています。そして神殿娼婦たちは姿が美しく、魅力的で、生の喜びに満ちています。人生をまだ知らないエンキドゥよ。あなたに喜びと悲しみの男ギルガメシュをお見せしましょう。彼の顔を眺めなさい。彼は男らしさに輝き、活力に溢れています。彼の全身は豊かな魅力に満ちています。彼はあなたよりも力が強く、昼も夜も横になって眠ることがないのです。エンキドゥよ、あなたは礼儀を身につけなさい。ギルガメシュはシャマシュから愛され、アヌ、エンリル、そしてエアが彼を賢くされました。あなたが山からやって来る前に、ギルガメシュはウルクであなたの夢を見るでしょう。」ギルガメシュは立ち上がって、自分の見た夢を解釈してもらう為に、彼の母に言った。「母よ、私は夜に一つの夢を見ました。天の星が現れて来ました。するとアヌの結び目のようなものが、私の上に落ちて来たのです。それを持ち上げようとしても、私には重すぎました。それを動かそうとしましたが、動かせませんでした。ウルクの国民がその前に立っていました。ウルクの国民がその前に集まっていました。貴人たちはその足に接吻をしました。私がそれを額をあてて持ち上げようとすると、彼らは手伝ってくれました。私はそれを持ち上げ、あなたのところへ運んで来たのです。」博識なギルガメシュの母は息子に言った。「天の星が現れて来たのですね。すると、アヌの結び目のようなものがお前の上に落ちてきたのですね。それを持ち上げようとしても、お前には持ち上げられなかったのですね。お前はそれを私の下に置いたのですね。友を助ける勇敢な仲間がお前の所にやって来るのです。彼は山で最も強く、力持ちです。彼の力はアヌの結び目のように強いのです。女に対するように、お前は彼を抱き、彼に愛を注ぐでしょう。彼は常にお前を助けるでしょう。このようにお前の夢は解釈されます。」ギルガメシュは再び彼の母に言った。「母よ、私はもう一つ夢を見ました。囲いの町ウルクの通りに一本の斧が投げ出され、その周りに人だかりが出来ていました。ウルクの人々がそこに立っていました。ウルクの人々がその前に集まっていました。その斧なのですが、奇妙な形をしていました。そこで私はそれをあなたの足もとに置きました。私は女のようにそれを抱き、それに愛を注ぎました。あなたはそれを私の対抗者とされたのです。」博識で賢明なギルガメシュの母、気高き雌牛ニンスンは彼女の息子に言った。「お前が見た斧とは一人の人間のことです。お前は彼を女に対するように抱き、彼に愛を注ぐでしょう。私は彼をお前の対抗者とするのです。友を助ける勇敢な仲間がお前の所にやって来るのです。彼は山で最も強く、力持ちです。彼の力はアヌの結び目のように強いのです。」ギルガメシュは彼の母に言った。「ならば、偉大な助言者エンリルの命令により、彼が落ちてくるように。助言をしてくれる一人の友を、私は得たいのです。私は得たいのです、助言をしてくれる一人の友人を。」こうして彼の夢は解釈された。ギルガメシュの夢の解釈をしている時、神殿娼婦はエンキドゥと交わり合っていた。
 遊女はエンキドゥにウルクの城のすばらしさ、町のにぎわい、王ギルガメシュの力などを話して聞かせてウルクへ来るよういざないます。エンキドゥはそれを聞いて彼女に自分をウルクにつれていくように頼みます。其の頃、ギルガメシュは自分に「星」が落ちてくる夢を見て、母である「女神ニンスン」にその意味を尋ねると、母である女神ニンスンはその夢はギルガメシュに対抗する者が現れるしるしであると説明します。

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最終更新日  2013年01月08日 15時47分34秒
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