Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年02月20日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」因果律の混乱
 世紀が変わり21世紀になって、因果律の存在其のものに、科学からの理論及び証明が発表されて、宗教・哲学に多大な影響を与えています。過去から未来に流れる時間そのものが疑問視され、未来が過去に影響を及ぼすことが指摘されています。云わば、結果が原因を変えると云う事に成ります。古仏教云うところの「因果応報」が成り立たないわけになり、大乗八宗の祖のナーガール・ジュナ(竜樹)が「中論」で強調する、相対するものが「縁起」によって生じることに正当性があることに根拠を与えようとしています。但し、ナーガール・ジュナは因の中に果無し、果の中にも因無し、因と果を離れたものは無しとする論法を、時間性にも導入して、先ず、時間を過去事・現時・未来時と定義して、時間の流動の可否を検討します。過去時・現時・未来時を流動するものと捉えると、其々に作用が必要となり、「過去事は去る作用により既に去って今は存在しないもの・現時は今まさに去ろうとしているものが去る作用によって去りつつあるもの・未来時は未だ来ないがこれから近づいてくる来る作用によって来るもの」と解釈します。此処に矛盾が生じます。過去時は去る作用により既に去って、今は存在しないものだから作用の働き用がなく存在さえ否定します。未来時は、未だ来ないが、これから近づいてくる来る作用によって来るものだから、未だ来ない存在に対してて作用の働き用がなく、此れも存在を否定、では現時の今まさに去りつつあるものの「去る作用」による働きによる動きはと云うと、「今去りつつあるもの」が如何してまた「去る作用」を必要とするのか、二重の去る働き必要とする去りつつあるものなどは成立し得ないと説きます。しかし此の論にも難点があります。今と去りつつあるものを夫夫に区分していることです。例えば、流れ落ちる滝を「流れ落ちつつある」作用と「滝」を区別して、故に滝が無いとは言えるものではありません。それ故、「今去りつつあるもの」という言回しも矛盾点が無いことに成ります。龍樹は時間其のモノが存在せず、人間の観想する観念にすぎないとして、老死や苦楽等々を盡く此の論法で論破して行きます。そうして人間が実相するものが、全て縁起しているので、一方のモノを否定すれば他方も無いこととなります。しかし、此の論法も、人間の理法については筋が通っていますが、物質存在や時間性に持ち込むのには無理があります。此処は未来時も過去時も無い「流動する永遠の瞬間」には因果律が適用しないと捉えます。

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最終更新日  2013年02月20日 07時11分58秒
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