Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年03月21日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(20)神学系哲学-時間観(六)スピノザの1
 彼の祖先たちは久しい間スペインやポルトガルにおいて寄留者として宗教的迫害によりキリスト教に強制的に帰依させられ、その後、自由の地ネーデルランド(オランダ)への移民でユダヤ教に戻った所謂マラーネであった。スピノザの神はキリスト教が教えるような人格神ではなく、宇宙の存在そのものと不可分なもの、あらゆる事象の根拠となって、しかもその事象のうちに顕現しているものであった。この神は理念的には必然性をあらわし、存在性格としては永遠性という形をとる。だから我々が神について想念するとき、我々は永遠の相の下に世界を見ることになる。ところで永遠に関して、普通一般には我々は、永遠を時間と関連付けて考える。一つには始めも終わりもない無限の時間といったものであり、それは過去、現在、未来からなる線的な時間の流れを前後に無限に引き延ばしたものといえる。反対にこうした時間の流れを超越した無時間的なものも永遠と考えることもあるが、これも時間に関連付けて永遠を定義していることには変わりはない。ところがスピノザが考える永遠は、こうした時間の観念とは関わりを持たない。そもそもスピノザは時間というものを非実在的なものと考えており、「現在」でない過去あるいは未来としての出来事に人間がかかわることは、理性が関知すべき事柄ではないと考えて、出来事は常に現在としての出来事であり、過去とか未来とか呼ばれるものは人間の表象の中にしか存在しないとしています。

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最終更新日  2013年03月21日 06時16分55秒
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