Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年05月24日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(68)私見-時間観(十四)ゼノンの飛ぶ矢の矛盾の4
 時間については古来からいくつかの考えがある。なかでも極端なのは、時間は存在しないし人間の仮象であるという考え方である。パルメニデスの弟子ゼノンが言うには、運動には時間が必要であるが、瞬間は点であって幅を持たない、瞬点としての存在だから、ある瞬間における矢は動いていない。このことはどんな瞬間についても言えるので、飛ぶ矢は動いていないと言うべきだが、これは矛盾している。そこには運動を空間に擬えてまたは時間を空間に見立てて、不可能だというのである。また、「運動には時間が必要」と言っているが、時間にこそ基体としての「動き・変化」である運動が必要とされるのだから、「動き・変化」のないところには「時間」こそが無く、「動き・変化」である運動は実在します。更には、瞬間を抽象的な幾何学的幅を持たなく大きさも無い点になぞらえるところに無理があるのではないとする説、若しくはそれに反して、われわれの経験する瞬間はとても短いだけで、人間が知覚する空間上の点は、とにもかくにもにしても体積を持つように、やはり此処は一定の幅を持つ時間間隔のことであるから、実際には、矢は少しは動いているとするとの説。いずれの説を取るにしても「飛ぶ矢」が静止することはあり得ません。それ故、「動き・変化」である運動は時間の実在・非実在に拘わらず「空間」の一点に占有させて静止させることは出来ません。加えて、アリストテレス云うところの幅を一切持たない「瞬間」言い換えれば「極限瞬間」は、哲学的に意味を持ち得ても、自然科学者に使いこなせる瞬間とは、無減少の瞬間であって、時間上の折り返し点である「極限瞬間」である瞬点、いわば0×∞は意味を持ち得ません。

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最終更新日  2013年05月24日 06時20分56秒
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