Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2013年06月20日
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カテゴリ: 夢有無有
「時間」を紐解く(79)精神哲学-時間観(六)ベルクソンの時間心象説
 時間仮象説をとる哲学者にはベルグソンも入ります。彼は人間が時間を時間軸のような仕方で空間化して表象する根強い習慣を示して、対して実在の本来の時間は意識の諸状態の相互浸透であるとします。此れは、意識の外の外在的現実が瞬間の継起であり相互浸透のない幾何学的空間であると結論づけていると云えます。しかし、外在世界が「瞬間」の「継起」だとしても、相互浸透のない世界では動きと変化が捉えきれません。また、時間を幻想とは言わないまでも仮象として、意識など人間の内面の心の質の変化に帰した考え方は、アウグスティヌスやラッセルと同じく、未来とはまだ起きていない事柄に対する人間の期待であり、過去とはすでに起きてしまった事柄の想起であって、期待も想起もわれわれの精神の働きであるから、時間はわれわれの心の中の質の変化即ち「純粋持続」だというのです。時間を外在する物理的現実に帰せないとすぐに意識や内面に問題をあずけてしまうのは、人間を社会や文化から切り離された個人として考察する近代哲学に由来する悪い習慣であるともいえましょう。これ等は総じて、未来や過去は存在しないという判断から出発しているが、たしかに、この先入見によれば、未来と過去は予期し想起はできても実在することはできないから、存在しないということになります。

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最終更新日  2013年06月20日 09時21分09秒
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