Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年01月16日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」思考と世界観(二十八)
 人間誰しもが自己の人生に対して同様の世界観を持つとは限らない。権力・地位・名声・権威・富の等の尽くを自己の人生に真っ只中で獲得した若しくは其の環境に産まれ育まれた人間は其れを手放す因を成す身体的な死のみならず精神、なかでも取り分け霊性を認識している場合は自我或いは精神の死を望まない。其の逆に、転生を信じ再生を望む傾向があるのは秦の始皇帝を持ち出すまでもなく明白です。片や、どうした因縁からかは知らず、隷従・貶め・侮蔑・極貧を望むべくして産まれた人物は恐らくは自らの人生からして身体的な死のみならず精神、取り分け霊性を認識している場合は、其の繰り返される霊性の不滅よりは、自我或いは精神はまだしも、転生が全くない死を望むのは当然です。シッダールタの仏教哲学が其の当時の印度に受け入れられたのは将来に光を見出し得ない階級に甘んじなければならない民衆の諦念と欲求の捌け口を支配層には向けないとした権威とされる統治者には受け容れやすい思想だからです。其れ故に、佛の前に平等を説く仏説が心指すところとは異なり、カースト制度として伝承されるヒンドゥー教における身分制度(ヴァルナとジャーティ)に吸収され、印度世界での影響力を弱小化させる要因となりました。人間誰しもがユートピアを望んでいます。転生説にしても生涯の送り方によっては生まれ変わればユートピア的な人生が待ち構えているという希望が持てないほどの境遇にあれば解せなくもないことだとは言えましょう。

秦始皇1
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最終更新日  2015年01月16日 06時53分48秒
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