Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年03月30日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」スコラ哲学と三位一体(八十一)
 アンセルムスなどの実在(実念)論は、正統派教会には当然に受け入れられ歓迎されます。なぜなら、普遍は個物のみが実在し人間属なるものや植物属なるものは実在しないし人間の知性が勝手にカテゴリー的に分類した抽象的産物とするとした「唯名論」に従えば「類(universal)は個物の後の人間による分類だと看做します。此の思考過程による解釈では正統派教会の「三位一体(さんみいったい)論」が崩壊し、其の意味において夫々の名において神は「独立した神」として在るとしか解釈のしようがなく「一神論」であるべき筈の神が複数存在することになり教義に反すること大なることで其の代表的存在であるロスケリヌスの説く三神論、神の三位格を三体の天使と同様に独立した存在とみなした語法が許されたときに本当に神が三柱いると言えると彼は説明し、さもなければ、父なる神と聖霊なる神は子なる神とともに受肉してしまうと彼は続け、更には教義の体裁を保つために彼は神の三つの位格が一つの意志と力だけを持つことを認めたは、父も聖霊も子もともに受肉すると認めないといけないという事態に直面する矛盾に陥るそのためロスケリヌスは自説をランフランクスとアンセルムスの権威のもと提唱します。そかし、アンセルムスなどの実在(実念)論を其のようには解釈しない正統派教会は三神論を唱えたとしてロスケリヌスを非難、一旦は教説を曲げて迄して破門、さらには石打ちによる死といった恐怖から逃亡生活を送りますが教会との和解も成立し、唯名哲学論者としての名声を得ます。然し乍ら、彼の唯名哲学論者としての名声は哲学的というよりは主に神学的な三神論によるものであり信仰面には重要課題ですが思考及び思考方法は過大評価されている傾向も無きにしも非ずです。此の論理の発展的要請は「信じるために理解する」というアベラルドゥスから始まる合理主義思想である啓蒙思想の開花まで待たされることになります。其れより何より、「思考と直覚」は三位一体にしろ実在(実念)論にしろ絶対創造の「有」に対して、信仰が人間がもつ内心性の不完全さが「絶対有」に対して人格性を付与していることが気懸かりです。

Trinity1
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最終更新日  2015年03月30日 06時34分08秒
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