Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年04月05日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」スコラ哲学の個性原理(八十七)
 トマス・アクィナスの没後はスコラ哲学を、その思想の徹底的な緻密さから「精妙博士」といわれたフランシスコ会士ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス(Johannes Duns Scotus )がトマス・アクィナスの正統な後継者と目されながら、その神を認識することに対するトマス・アクィナスの考え方、人間の認識は経験を通して得られる材料にもとづいており、神を認識することも経験にもとづくとされるが、人間の認識は有限であるため、それでは完全な存在である神を認識することはできない思考論に異議を唱えます。トマス・アクィナスが統合化した筈の哲学と信仰に再び「二重真理説」を持ち込みます。但し、イブン・ルシェドとは逆の立場、信仰を哲学の干渉から守ろうとする意図がありましたが、其の意図とは反対に信仰の束縛から解放された哲学と科学の発展に貢献することになろうとは予想だにしなかったでしょう。彼の説く同一の種に属する二つの個別的事物に関して、それを個別化させるものは、形相であるのかあるいは質であるのか、この問題についてトマスは、物質的なものにおいては個別化させるものは質であり、精神的なものにおいては形相であると考えていたのですが、これに対してドゥンス・スコトゥスは、物的、精神的を問わず、何物かが相互に区別されるのは、何らかの質的な差異によるのであり、そこに形相の差異があると主張、神の様態の変状にある限りにおいてとしての個物化或いは個体性を主張しているかに見受けられます。そもそもが、創造者或いは絶対者認識する観点からみれば「直覚霊知」的には個物化或いは個体性も朦朧曖昧なものであり全ては「根元」に由来していると云えます。

johnduns1
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最終更新日  2015年04月05日 14時11分50秒
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