Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2015年07月27日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/プラトン-3(百九十六)
 プラトンに関してはソクラテスの出現までの思想史を語る上でも、彼が哲学の方向性を示唆し基礎づけたことから考えても、彼の人物像の思考の基礎づけの背景に潜む生い立ちを知ることは重用です。プラトンの生誕は、アテナイの全盛期を代表する政治家ペリクレス死後2年、アテナイを中心とするデロス同盟とスパルタを中心とするペロポネソス同盟との間に発生した、古代ギリシア世界全域を巻き込んだ戦争、ニーキアスの和約を除いて27年間の永きに亘る悲惨なペロポネソス戦争(Peloponnesian War/紀元前431年 - 紀元前404年)が始まった4年後、プラトンはアテナイの栄光が崩れ去る時期に産まれ、街頭に出て彼独自の問答法で街頭で会話するソクラテスを、ソクラテスに親しい二人の兄及び近親者から影響を受けています。ところが、ペロポネソス戦争がアテナイの敗北後、プラトンの母の従兄弟、かってはソクラテスのグループの一員クリチアスが貴族党の政府、30人委員会なる国家委員会として寡頭制を布きます。其の悪政は僅か8ヶ月で倒れたものの、クリチアスの近親者としてアテナイ市民には白眼視されたであろうし、政治家を志していたプラトンには嫌気を起こさせるにしては充分でした。其の民主化なる旗印のもとに30人委員会なる国家委員会として寡頭制を倒した当事者である民主派が、ソクラテスを告発、裁判にかけ死刑にしたのです。此のことはギリシァきっての名門の出である青年プラトンを、国家の公事を断念させることには充分に足りた要素でした。しかし此のことが、プラトンの自己の心底にある内精神に深層に自分を成り立たせている自我の基底の霊魂に心を傾け、ソクラテスのフィロソフィスト(哲学者)としての自覚を固めることになります。

Peloponnesian-War1
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最終更新日  2015年07月27日 15時29分54秒
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