Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2015年10月23日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/トマス・アクィナス-16(二百六十七)
 トマス・アクィナスの定義では、物質を「質量」とは述べず、「質料」と表現されています。此れを誤解すると世界の理法を求めようにも迷走することになります。プラトンの思考では形相と質料が宇宙形成であり、その思想には形相と質料の二元論があります。形相は「もの」のかたちにみられる理念、即ち原型として考えられる、不変の完全な存在であり,霊的要因を示すと解釈するのです。質料(素材)を現代的には「質量」と観ても違和感はありませんがプラトン及びトマスも両者共に素材を質料と定義し、質量は物体に力を作用させたとき、容易にその運動状態を変えるものと、変えないものがあり、慣性の大きさを表す物理量を質量と言い、霊的要因は皆無です。此のことは18世紀後半から本格化する化学革命の質量保存の法則や、質量が原子のもっとも重要な属性であるという認識を持つことと関連し、形相としての「質料」は神の理法或いは世界の根本原則から生じる質量が原子のもっとも重要な属性であるという認識に立脚するにせよ、それだけで単独には目的としての現実態形相への移行は行われず、全てにおける存在者は形相(エイドス/eidos)〉と質料である素材(hylē)〉の結合体であり、その存在の何であるかを規定するのは、イデアを分有し、いわばその模像である形相であるとします。従って、存在の「何であるか(本質)」はそれ自体では変化をまぬがれており,生成消滅するのはその質料的部分だけということになり、質料とは異相の語彙を持ちます。物理科学における質量とは、形相としての「質料」とは意味合いが異なり、体に力を作用させたとき、容易にその運動状態を変えるものと、変えないものがある。運動状態の変えにくさの度合い、すなわち慣性の大きさを表す物理量を質量という。質量は物体の運動を調べる動力学において、位置と並んで物体の性質としてもっとも基本的な物理量である。また化学においても、質量保存の法則や、質量が原子のもっとも重要な属性であるという認識がフランスの「質量保存の法則」を発見、「近代化学の父」と称されるラヴォアジエに代表される思考が18世紀後半から本格化する化学革命の大きな決め手となったことからも「霊性」が入り込む余地はありません。

Lavoisier1
にほんブログ村 哲学・思想ブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年10月23日 06時19分30秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: