Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2016年11月14日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/唯物論的哲学61(五百九十九)最終章
 概念は現実の事物を写し取った映像即ち仮象であると考えるチェルヌイシェフスキーの思想に同調する人間は、現実の事物を鏡像の特性である正反逆像であろうとも現実世界の表層を手に入れることで満足し、其の実体である内層を究明しないで無視することでしょう。人間有り様の要(かなめ)である精神の実体であるところの霊魂をも失う危険を伴うことを認識する覚悟があるのでしょうか。人間とは石を削りブロンズで鋳造された彫像に過ぎないが、芸術と称される程の出来栄えの作品は、其の創作者の心性の眠る真情或いは熱情を吐露して我々の心に感銘を与えてくれます。其の創作者から受け取る感受性を否定することは人間の心の自由から思慮しても、否、喩え全体への献心が社会を向上させる政策が是とされる国体にあっても、人間の心の自由を拘束することは許されざるものです。芸術の冬は人間性の冬となります。人間は単に飢えを克服し飽食を得んとする動物に成り下がっては、全体性の向上どころか日々刻々の闘争にしか視界が届かず展望が見えません。人間が真に人類全体の「幸福」を追求するものであったならば、個々其々の感受性を備えた人間の「幸福」を追求するものに「内心の自由」があることにも配慮すべきです。哲学は飽食のみを追求する思考方法ではありません。ソクラテスの「無知の知」を肝に銘じ、シッダルダの衆生救済の目的意識をも、今一度、原点からIT技術の現代にあっては殊更に見直さなければ、人間が持つ知的欲求が科学した其の目的因からも見放され、人類の末路は混沌しか待ち構えかねないことが懸念事項として浮かび上がります。
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最終更新日  2016年11月14日 08時39分18秒
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