Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年04月04日
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カテゴリ: 夢有無有
{思考と直覚」人間の霊魂を思考/サルトル71/ニーチェ38
 ニーチェを「虚無主義」を拒否した思想、「虚無主義」を其のものとする思想と捉えるほど、ニーチェの性状の不安が思考に複雑に輻輳して反映されています。とはいえ、神が死んだとする「超人思想」を主張した当人が神を捨て切っていないことは事実です。19世紀の後半のロシアの社会運動ではニーチェを「虚無主義者」と捉え、伝統的権威、政治社会上の諸制度、宗教などを否定し排斥する傾向を援用し用いられた事から、尚更、ニーチェは「ニヒリスト」として評価されます。。其れ故に今日、「ニヒリズム」という語句を耳にして普通念頭に浮かぶのが、専らニーチェとされています。此のことは次のニーチェ自身が語る「徹底したニヒリズムとは、承認されている最高の諸価値が問題になるようでは、生存は絶対的に不安定だという確信及び其れに加えて「神的」であり、道徳の化身でもあるような彼岸(ひがん)ないしは事物自体を調製する権利は、我々には些(いささ)かもないという洞察のことである」が、現代はそのニヒリズムの到来の時代である。「私が語るのは来るべき20世紀の歴史である。私はやって来るもの、もはや別様にはやって来得ないもの、つまりニヒリズムの到来を記すのだ」に尽きています。其の因はニーチェのニヒリズムにおいて私たちが取りうる態度は大きく分けてニつあることに由来します。一つは彼の説く弱さのニヒリズム、何も信じられない事態に絶望し、疲れきったため、その時々の状況に身を任せ、流れるように生きるという態度、消極的・受動的ニヒリズムへの批判。もう一つは、総じて無価値・偽り・仮象ということを前向きに考える生き方自ら積極的に「仮象(appearance)」を生み出し、一瞬一瞬を一所懸命生きるという強さのニヒリズムです、積極的で能動的ニヒリズムです。ニーチェは積極的ニヒリズムを肯定し、永劫回帰の思想の下で自らを創造的に展開していく、鷲の勇気と蛇の知恵を備えた「超人」になることを薦めたのです。其れ故に、一方では「虚無主義」を拒否、片や「虚無主義」を奨励の思想家として受け止められています。
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最終更新日  2017年04月04日 07時10分28秒
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