Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年05月11日
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カテゴリ: 夢有無有
{思考と直覚」人間の霊魂を思考/神秘主義19
 神秘主義は、世界中の諸宗教のみならず形而上哲学からの神秘主義化のうちにも、其れ其れに思考形態に従って特徴をもった位置を占めています。原始宗教におけるシャーマニズムなども、神秘主義的エクスタシーの一つに数えることができると述べましたが、エクスタシー(ecstasy)とは、日常語ではでは恍惚(こうこつ)・忘我を指しますが、有吉 佐和子の著作「恍惚の人」では呆けが進行した老人を呼称しているために誤謬に陥らないことが寛容です。屡々、幻想・予言、更には仮死状態などを伴う脱魂を意味することもありますが、真の神秘思想は此処にはありません。それは、人間をの深奥に内層する精神を超えた絶対者との合一、通常の自己からは絶対的に他なるもの、即ち、日常世界の外なるものとの合一、必然的に自己の持ち前の精神からの脱却、自己という枠、即ち、自我の突破を通してのみ現成するものを意味します。合一はすなわち同時に脱自、或る意味、シッダルタが「釈尊」即ち「仏」としての「さとり」に目覚めた時でもあり、神秘家は大抵体験的に、所謂、エクスタシー(脱我,忘我)を期待値として何(ど)の様なものかを知っています。そして、「釈尊」即ち「仏」としての「さとり」ではなく、エクスタシー(脱我,忘我)が真の自己に気付かされることに目覚めるのです。思考に依らない予期しない奇験或いは自己という枠の突破を通してのみ現成する合一では、分析は体験の後から発生します。この事から、其の成り立ち上の故に教義が不安定になりがちです。仮に、絶対者と自己の内奥の精神との合一が成されたとするなら、肉体の限界による滅びは別にしても、合一効果から肉体の滅びは度外視して「不死」を得ることは疑問の余地はなく、間違いあり得ない結論に至るでしょう。何しろ永遠の「今」を手に入れるのですから。
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最終更新日  2017年05月11日 07時22分04秒
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