Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年06月04日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ18
 サイズのない点からなる幾何学、言い替えると、其れは「大いさ、詰まりXはおろかYとZさえ持たないし、質量や粒子性格を持たない原点ゼロの世界であり将又、無限な存在・無限数の点の幾何学」です。虚無ではないにしても存在が見えない点から始まり、点を集めて線が、線を集めて面が、さらにはそこから色々な図形がつくられることになり、数学上ではあらゆる図形の出発点にあるのがサイズのない点なのですが、其の後の現代物理科学においても「点」の重要性は一層増すものとして人間思考の基礎概念に位置づけられます。此処にスピノザの「絶対存在」の基本思考論理が観られます。このスピノザの「絶対存在」の基本思考論理解明に役立つ人物が、ヨーロッパ古代末期を代表するギリシアの哲学者であり神秘思想家にいます。それはヨーロッパ古代末期(AD205年-269年乃至270年頃)に代表されるギリシアの哲学者、神秘哲学志向を纏った(まとった)思想家プロティノス(Plotinus/AD205年乃至269年-270年)です。東方の知恵を求めて、39歳のときゴルディアヌス帝(Gordianus /在位238~241年)の東方遠征に加わるものの遠征が挫折(ざせつ)、目的は果たされず、40歳でローマに上り学校を開き、多くの友人門弟を集め、其れ其れから尊崇を受けるも、プラトンに一辺傾倒し、自己の哲学をプラトン哲学の師や先人の説を受け継ぎ、それに基づいて学問を進め、そして述べる祖述と看做していました。彼の師のアンモニオス・サッカス「神より教わりし人(theodidaklōs)」という異名を持つことから類推すると、生来の神秘家だったか、密儀伝授の導師だったらしい可能性もあります。ソクラテスと同様にまったく著作を遺さなかったのですが、その門下に古代末期の三大巨匠を生みます。新プラトン学派の創立者プロティノス、キリスト教神学者オリゲネス、修辞学者ロンギノスがそれでプロティノスは後世の人からは新プラトン主義者とも呼ばれます。然し乍ら、そこにはアリストテレス、ストア派などの影響も大きく、古代ギリシア哲学の一大総合体系となっていることは注目されます。また、時代の一元論的、宗教的な傾向に応じ、魂の解脱を目指し目論む救済の哲学は「思考と直覚」が注視すべき人物であり、其の思考経緯に興味が向かいます。
Plotinus3

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最終更新日  2017年06月04日 06時29分13秒
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