Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2017年07月05日
XML
カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」人間の霊魂を思考/スピノザ48
 人間の霊魂を思考するとはいっても「人間」其のものの言葉が曖昧であってはいけません。「ひと」は「人間という語彙の持つ真相」を理解しているのであろうか甚だ疑問を感じる場合があります。倫理学にしても定義は確立しているとは言えません。日本の和辻哲郎(わつじてつろう)が、倫理学は「人の間」としての「人間」の学であるとして、独自な体系を樹立しています。人間存在の根本構造は個々の個人と、全体としての社会の二重構造にあり、其れ等は全体存在の否定によって個が成立し、個の否定によって再び全体が全に還帰するという二重の否定運動によって顕現するとします。道徳的善悪に関していえば、個が全を否定して全から背き出るのが悪であり、個が自らを再度浮上させ其れを否定して全に戻るのが善であるとしています。ここでは二重構造とはいっても、「個」に対する「全」の優位性が示されています。然し乍ら、和辻倫理学とは別に、人間を文字どおり「人の間」にあるものとして捉え、其の視点から道徳の原理を探ることも可能でしょう。道徳的な善悪は、人間の人間に対する行為、自己の他人に対する行為のうちにもっとも明瞭(めいりょう)な形で現れます。此れを然りだとすれば、道徳の原理は人と人とを架け渡される橋すなわち「間」の領域にあるともみることが可能です。人と人とを架け渡される橋、それを人「間」性と意味取れば、道徳の原理の解明にとって必要なのは、人間本性の解明ではなく、寧ろ(むしろ)こうした人「間」性の解明であると云えるでしょう。
和辻哲郎1

哲学・思想 ブログランキングへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017年07月05日 08時09分01秒
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: