Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2017年11月10日
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カテゴリ: 夢有無有
「思考と直覚」時間と霊魂17
 被征服民に人頭税の支払いを前提に其の民の信仰を認可するというのは、一つには25歳の時に40歳の年上である女商人ハディージャと結婚し、其の後、隊商貿易に従事する傍らに様々な地域を見聞した経緯。もう一つに、今では思慮の外、キリスト教徒やユダヤ教徒を「啓典の民」、即ち、呼称は違(たが)えども自分と同様に、只、世界の唯一である神の啓示を預言した者を、アッラーのもとでは同様に扱うということです。此の大らかさは、ムハンマドが国境線を越えて各地を巡る隊商であったこと、アラブ名門の出自であることが影響しています。とはいえ、ムハンマドやその弟子たちが生きていた時代から遠くなるにつれ、イスラーム教が西アジアに定着していく一方では、信仰のあり方や日常生活の規範としては「コーラン」、イスラ-ムの用語としては預言者ムハンマド(マホメット)の言動の記録、あるいは記録集をさして「伝承」と訳される「ハディーズ」、預言者の言行其のもの自体はスンナ(預言者の範例)と呼ばれ、その解釈を行うイスラーム法学者であるウラマー「原理主義」と結びつきます。ユダヤ教同様に律法主義に陥っていったのに対し、形式的なイスラーム法の遵守より日常生活と自我の意識から脱却して神への絶対的な服従の道を実践する少数の修道者が生まれ、彼らはスーフィーと言われ、その運動は総じて神秘主義(スーフィズム)と捉えられています。10世紀頃までに各地にスーフィーを聖者として崇(あが)める神秘主義教団が形成されていきますが、彼らは民衆の現実的な要求に応じながら神との一体感を得るという非常に解りやすい教えによって広く民衆に受け入れられています。またムスリム商人の活動と結びついて、西アジア以外のアフリカ内陸や南インド、東南アジアにイスラーム教が拡がっていく上でも重要な役割を果たしています。
Caravan1

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最終更新日  2017年11月10日 06時43分01秒
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