「霊魂論」神秘学133 インダス文明(Indus Valley civilization)、アーリア人の戦いの神インドラが先住民の「城壁に囲まれた都市」もしくは「砦」を攻撃したとの記述が古史に記載されていることから、襲撃者の正体はその頃にインダス地方に侵入してきたアーリア人ではなかったかと推定されています。インダス文明の担い手は南インドへと追いやられます。古代から伝承され発達してきたヨーガの思想と行法は、此のインダス文明に遡るとする説も根深いものがあります。然し乍ら、実際的には紀元前後にヴェーダンタ哲学を基盤にし、「人生の苦しみからの解脱」を説く「空」なるものの悟りの教えである仏教の流れを汲んだ影響を取り込みながらも、次第に観照者たる純粋精神(プルシャ)を純粋現象とする根本原質(プラクリティ)の二元論を説くサ-ンキャ哲学が理論的支柱として「ラージャ・ヨーガ」の体系であるヨーガスートラを6世紀頃にヨーガの完成へと導き現代に至ります。