「霊魂論」エチカ詳解265(生と死96) 霊・魂・霊魂何れにしても科学からの論及にはどのようなものがあるのであろうか。科学が巨岩や山川は兎も角も、なかでも精神性の高い生物とされる人間の意識に関して、1964年にスティーヴン・ホーキングと共にブラックホールの特異点定理を証明してみせたイギリス・エセックス州コルチェスター生まれの数学者・宇宙物理学・理論物理学者のロジャー・ペンローズ(Sir Roger Penrose/1931年8月8日 - )は物理科学から、片や、スチュワート・ハメロフ(英: Stuart Hameroff/1947年7月16日 - )は、アメリカ合衆国の麻酔科医・医学博士は意識に関するロジャー・ペンローズとの意識に関する共同研究で有名ですが、共に意識は何らかの量子過程から生じてくると推測しています。ロジャー・ペンローズは其の著「皇帝の新しい心」に於いて、脳内の情報処理には量子力学が深く関わっているという仮説を提示しています。その仮説は「ペンローズの量子脳理論」と呼称されます。放射性原子が崩壊時期を選ぶように、物質は重ね合わせから条件選択が可能だといい、意識は原子の振る舞いや時空の中に既に存在していると解釈するのです。素粒子にはそれぞれ意識の元となる基本的で単純な未知の属性、スピノザの云う神の属性とかが付随しており、脳内の神経細胞にある微小管で、波動関数が収縮すると、意識の元となる基本的で単純な未知の属性も同時に組み合わさり、生物の高レベルな意識が生起するというのです。