Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2019年09月25日
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カテゴリ: 夢有無有
「霊魂論」エチカ詳解325(生と死156)
 現在する人間、即ち本能と其の源の生命発生から連綿と続く螺旋を描くDNAの連鎖の伸張は、現代人類ホモサピエンスとは系統は違えども、クロマニヨン・ネアンデルタール、新たに解明された東アジア系の原人を挟んで其れ等とは無関係だとは到底否定しきれるものではありません。此のうち、本能と身体構成が現人間として成り、人間を他生物と取り分け区分する「理性」の獲得が何時(なんどき)、何時の時点なのかは想像の域を得ません。人智では見抜け得ない正当な本能・霊性・生魂等を統合させた精神、言い換えれば「理知・ロゴス・霊魂」は実のところ本能の由縁に帰す可能性さえ疑わせます。動物行動学の創始者コンラート・ローレンツやニコ・ティンバーゲンは動物行動の生得性を強調します。これは当時の心理学や動物学の一部で力を持っていた行動主義に対する反発であった。例えばバラス・スキナーは動物の脳には「報酬と罰によって強化される単一の汎用学習プログラム」が作動しているだけだと仮定したことに由来します。初期の動物行動学者は生得性を単なる現象としてではなく適応、すなわち進化的に形成され生存と繁殖成功に役立つ能力と考えたのです。生物一般からの適応の視点からは、動物が生まれつき行動に方向性を持っている事は合理的に説明でき得る。ローレンツの主張した本能は、しかし遺伝決定的な概念であったり、アメリカの発達生物学者ダニエル・レーマンはローレンツが発達を無視していると指摘します。ある生物行動が種に普遍的に見られるからと言って全て先天的に形成されていると考える理由にはならない。例えばカモの刷り込みは、実際思考としても本能だとしても、「何を親と認識するか」は其の後の経験の産物であるとします。後にティンバーゲンは生得性を強調しすぎたと述べ、レーマンの視点を支持しますが、本能が行動経験論に立つとすれば、本能は学習行動であり人間の本体精神に関わりを持たないものであれば上々、関わりを持つときには邪性を帯びることになります。



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最終更新日  2019年09月25日 06時24分35秒
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