Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2020年04月17日
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カテゴリ: 時間考察
時間の陥穽128
 時間の考察に無理矢理に人間の内部思考を持ち込むのは、人間を社会や文化から切り離された「個人として考察する近代哲学」に由来する悪い習慣だとする議論もあります。其の逆に「ニュートンの絶対時間」のように、物理的な出来事はその中で起きる、出来事そのものには時間は影響されない不変の枠組みと看做す考えです。この独立説は時間を主観化していない点で評価できるのですが、此の時間の持つ独立普遍性は光の速度の不変性に立ち位置を置いた現代物理学の基点とも云える相対性理論によって、この絶対時間はあっさりと否定されてしまいます。現在にも通じる時間思考の原点とも云えるアリストテレス時間思考によれば、仮に何も変化が起きなければ、われわれは時間が経過しているかどうか分からないであろうから、時間は出来事そのものではないとしても、出来事の一つの様相であるとします。詰まりは、アリストテレスは時間を「~より先と、~より後ということを考慮した場合の運動の数と定義していて、時間は可能性が実現して再び可能性へと回帰する出来事の性格と表記します。然し乍ら、「~より先と、~より後」には現在が意識的にか省かれ、現在瞬間の運動の数は無くなり、此れでは時間特有の「時間の流れ」が読み取れなくなります。



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最終更新日  2020年04月17日 06時14分05秒
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