時間の陥穽307 これまで宇宙の始原と看做されていた、宇宙は非常に高温高密度の状態から始まり、それが大きく膨張することによって低温低密度になっていったとする膨張宇宙論(ビッグバン理論 (Big bang theory))、然し乍ら、此の理論では現代の先端物理天文学が観測する観測されている宇宙背景放射、この微弱な電波は宇宙のあらゆる方向から地球に届いており、その強さはどの方向からくる放射でもほとんど同じ「宇宙の平坦性」、先端物理天文学観測からの現在の宇宙は平坦である。其れ故、宇宙誕生から100億年以上経った今でも平坦であるためには宇宙初期においても平坦でなければならないことをビッグバン理論では解決できませんでした。佐藤勝彦等が唱えたインフレーション理論により、宇宙誕生直後に、真空の相転移と呼ばれる現象がおきて真空のエネルギーが解放され、宇宙が加速度的超高速で膨張したことが分かり、超高速で膨張した宇宙は現在のような平坦性、元々の宇宙が平坦でないどんな曲率を持っていたとしてもこのようなインフレーションの過程によって極端に引き伸ばされて平坦化され、宇宙の密度は自然に臨界密度にほぼ一致する値をとることになるを獲得することができたとされ、宇宙物理学上の大問題を解決します。但し、平坦な宇宙を通用句で捉えて単なる二次元的平面を想像する誤謬に誘い込まれる危険性も併せ持ちます。