Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年06月02日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-67
 21世紀のIT時代の物理科学理論は、もはや、物理科学の観測が到底達し得ない分野にメスを入れようとさえしています。物理科学の理論の衣は着てても人間が一切見得ざるものを理論で武装しようという試みだから驚かされます。此れは人類古代史に見られる神の新たなる「創造神話」とも云えます。但し、物理論の科学からの迷走さえ危惧される由縁ともなる危険性を秘めています。多元宇宙論や並行宇宙論は人類の精神そのものの在り方を飜えらす可能性さえ持つ理論です。
 さて、スピノザの実体論に戻って、実体の本性には(すでにこの備考一 有限であるということは実はある本性の存在の部分的否定であり、無限であるということはその絶対的肯定であるから、この点から見れば、単に、定理七 実体の本性には存在することが属する。からして、すべての実体は無限でなければならないことが出てくる。なぜなら、もし実体を有限であると仮定すれば、我々は実体の本性の存在を部分的に否定することになるが、これは前述の定理により不条理だからである。備考二 事物について混乱した判断をくだし・事物をその第一原因から認識する習慣のないすべての人々にとって、定理七の実体の本性「存在」の証明を理解することは疑いもなく困難であろう。なぜなら彼らは実体の様態的変状と実体自身とを区別せず、また事物がいかにして生ずるかを知らないからである。この結果として彼らは、自然の事物に始まりがあるのを見て実体にも初めがあると思うようになっているのである。いったいに、事物の真の原因を知らない者はすべてのものを混同し、またなんら知性の反撥を受けることなしに平気で樹木が人間のように話すことを想像し、また人間が石や種子からできていたり、任意の形相が他の任意の形相に変化したりすることを表象するものである。同様にまた、神の本性を人間本性と混同する者は、人間的感情を容易に神に賦与する。特に感情がいかにして精神の中に生ずるかを知らない間はそうであると示したところにより、存在することが属するのであるから、その定義は必然的な存在を含まなければならず、したがって単にその定義だけからそれ自身の存在が結論されなければならぬ。ところがその定義からは(すでに、注意二 定義は定義された物の本性のほかは何ものも表現しないのであるからには、いかなる定義もある一定数の個体(* 個体とは一つの類に属する個物のことと解される)を含まずまた表現しない。例えば三角形の定義は三角形の単純な本質のみを表現し、決してある一定数の三角形を表現しない。
 三、存在するおのおのの物には、それが存在するある一定の原因が必然的に存することに注意しなければならぬ。および、注意三 存在するおのおのの物には、それが存在するある一定の原因が必然的に存することに注意しなければならぬ。で示したように多数の実体の存在が導き出されえない。ゆえにそのことから、同一本性を有する実体はただ一つしか存在しないことが必然的に出てくる。そしてこれが我々の証明しようとしたことであった。と結んでいます。
 世界創造説が古代唯物論の火・水・土であったり原子説であれば背景を問う必要性に迫られますが、最先端物理科学理論の宇宙を満たすのは空間ではなく「波」、所謂、情報の因子ともなれば、いやはや、我々は神の体内を充足する一片の情報「一輪の蓮」なのかも知れません。



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最終更新日  2021年06月02日 06時10分04秒
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