Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年07月26日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-119
 スピノザの著作「エチカ(倫理学)」の題名に多少関係するのが、定理二三の必然的にかつ無限に存在する一種の様態的変状に様態化したある属性から生起するがあります。
  証明 何故なら、様態は他のもののうちに在りかつ他のものによって考えられなければならぬ(定義五により)。言いかえれば(定理一五 自然のうちには同一本性あるいは同一属性を有する二つあるいは多数の実体は存在しえない。)により、神のうちにのみ在りかつ神によってのみ考えられ得る。ゆえにもし様態が必然的に存在しかつ無限であると考えられるなら、この二つ、同一本性あるいは同一属性のことは、必然的に、無限性と存在の必然性、すなわち(定義八 永遠性とは、存在が永遠なるものの定義のみから必然的に出てくると考えられる限り、存在そのもののことと解する)により同じことだが、永遠性を表現すると考えられる限りにおいての、言いかえれば(定義六 神とは絶対に無限なる実有、言いかえればおのおのが永遠・無限の本質を表現する無限に多くの属性から成っている実体と解する。および定理一九 神あるいは神のすべての属性は永遠である。)により、絶対的に考察される限りにおいての、神のある属性によって結論ないし知覚されなければならぬ。ゆえに必然的にかつ無限に存在する様態は、神のある属性の絶対的本性から生起しなければならぬ。そしてこのことは直接的に起こるか(これについては定理二一 神のある属性の絶対的本性から生ずるすべてのものは常にかつ無限に存在しなければならぬ、言いかえればそれはこの属性によって永遠かつ無限である。)、それともその絶対的本性から生起するような、言いかえれば、(前定理定理二二 神のある属性が、神のその属性によって必然的にかつ無限に存在するようなそうした一種の様態的変状に様態化した限り、この属性から生起するすべてのものは同様に必然的にかつ無限に存在しなければならぬ。)により、必然的にかつ無限に存在するような、ある種の様態的変状を媒介として起こるかでなければならぬ。Q・E・D・=此れが証明されるべきことだったと結びます。
 此れは、何様に捉えても印度の大乗仏教の祖である龍樹の著「空論」を想起させます。スピノザは詰まるところ、ものの様態的変状を縁起の如く捉え、其れを大乗の「空」ではなく、神に帰しています。然し乍ら、其の神たるものにも神格性を縁起の根本「空」たるもののように、世界の全てが或る「一点」帰す存在を示唆しています。私見では其れこそが情報因子たる世界の波(重力子/graviton)のように覚えます。



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最終更新日  2021年07月26日 06時02分11秒
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