Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2021年11月02日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-218
 スピノザは第二部の定理一三 人間精神を構成する観念の対象は身体である、あるいは現実に存在するある延長の様態であるの、系以下では、心身一元論と心身二元論をさらに進捗させるために「心身合一論」を詳細に述べます。
 系 この帰結として、人間は精神と身体とから成り、そして人間身体は我々がそれを感ずるとおりに存在するということになる。
 備考 これによって我々は、人間精神が身体と合一していることを知るのみならず、精神と身体の合一をいかに解すべきかをも知る。しかし何びとも予め(あらかじめ)我々の身体の本性を妥当に認識するのでなくてはこの合一を妥当にあるいは判然と理解することができないであろう。なぜなら、我々がこれまで示したことどもはごく一般的な事柄であって、人間に当て嵌まる(あてはまる)と同様その他の個体にも当て嵌まる。そしてすべての個体は程度の差こそあれ精神を有しているのである。なぜならあらゆる物について必然的に神の中に観念があって、その観念は、人間身体の観念と同様に神を原因とするのであり、したがって我々が人間身体の観念について述べたことはあらゆる物の観念についても必然的に言われ得るからである。しかし私は同時に次のことも否定しえない。即ち諸々の観念は其の対象自身と同様に相互に異なっているということ、そしてある観念の対象が他の観念の対象よりもより優秀でより多くの実在性を含むにつれてその観念も他の観念よりもより優秀でより多くの実在性を含むということである。このこと故にいかなる点で人間精神が他の精神と異なるか、またいかなる点で人間精神が他の精神より優秀であるかを決定するためには、すでに述べたように、その対象の本性を、言いかえれば人間身体の本性を認識することが必要である。しかしこうしたことをここで十分詳しく説くことはできないし、またそれは我々が証明しようと欲する事柄にとって必要でもない。私はただ一般論として次のことを言っておく。即ちある身体が同時に多くの働きをなし、或いは、多くの働きを受けることに対して他の身体よりもより有能であるに従って、その精神もまた多くのものを同時に知覚することに対して他の精神よりそれだけ有能である。亦、ある身体の活動がその身体のみに依存することがより多く、他の物体に共同して働いてもらうことがより少ないのに従って、その精神もまた判然たる認識に対してそれだけ有能である。そしてこのことから我々は、二つの精神が他の精神に対して有する優秀性を認識し得るし、更に亦、なぜ我々が我々の身体についてきわめて混乱した認識しかもたないかの理由ならびに私が以下においてそれから導こうとする他の多くのことどもを知りうる。このゆえに私はこれらのことをある程度詳しく説明し証明することを徒労ではないと考えた。しかしそれには諸物体の本性についていくつかの注意を前提とすることが必要である。



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最終更新日  2021年11月02日 06時10分06秒
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