Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年02月08日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-315
 スピノザが精神感情とした基本の第三者、「喜び・悲しみ・欲望」に「愛」なるものがどの様な位置を齎すのでしょうか。:記
 定理一九 自分の愛するものが破壊されることを表象する人は悲しみを感ずるであろう。これに反して自分の愛するものが維持されることを表象する人は喜びを感ずるであろう。
 証明 精神は身体の活動能力を増大しあるいは促進するものを(この部第三部の定理一二 精神は身体の活動能力を増大しあるいは促進するものをできるだけ表象しようと努める。により)、言いかえれば(この部の定理一三の備考 要約:愛とは外部の原因の観念を伴った喜びにほかならないし、また憎しみとは外部の原因の観念を伴った悲しみにほかならない。なおまた、愛する者は必然的に、その愛する対象を現実に所有しかつ維持しようと努め、これに反して憎む者はその憎む対象を遠ざけかつ滅ぼそうと努めることを我我は知る。により)自分の愛するものを、できるだけ表象しようと努める。ところが表象力は物の存在を定立するものによって促進され、また反対に物の存在を排除するものによって阻害される(第二部定理一七もし人間身体がある外部の物体の本性を含むような仕方で刺激されるならば、人間精神は、身体がこの外部の物体の存在あるいは現在を排除する刺激を受けるまでは、その物体を現実に存在するものとして、あるいは自己に現在するものとして、観想するであろう。により)。ゆえに愛するものの存在を定立する事物の表象像は、愛するものを表象しようと努める精神の努力を促進する、言いかえれば精神を喜びに刺激する。これに反して愛するものの存在を排除する事物の表象像は、精神のこの努力を阻害する。言いかえれば精神を悲しみに刺激する。 ゆえに自分の愛するものが破壊されることを表象する人は悲しみを感ずるであろう、云々。Q・E・D・此れが証明すべきことだった。
 人は自らに喜びをもたらす原因となるものを愛し、悲しみの原因となるものを憎む。スピノザによれば、人間は自己を存続させようとする本性を持ち、喜びとは人間がより小さな完全性から、より大きな完全性へ移行することにより生まれる感情であり、悲しみとはその逆であることになる。



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最終更新日  2022年02月09日 05時02分55秒
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