Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年04月24日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-389
第四部定理三 人間が存在に固執する力は制限されており、外部の原因の力によって無限に凌駕される。
 証明 この部の公理(自然の中にはそれよりもっと有力でもっと強大な他の物が存在しないようないかなる個物もない。どんな物が与えられても、その与えられた物を破壊しうるもっと有力な他の物が常に存在する。)から明らかである。なぜなら、ある人間が存在するや否やそれよりもっと有力な他のあるもの、例えばAが存在し、またAが存在するや否やA自身よりもっと有力な他のもの、例えばBが存在する。このようにして無限に進む。したがって、人間の能力は他の物の能力によって規定され、外部の原因の力によって無限に凌駕される。Q・E・D=此れが証明すべきことであった。
 記:此の章は深読みしなければ自然=神を否定しているようにも取れます。与えられた物を破壊しうるもっと有力な他の物が常に存在するとは究極に神を予期しているのか、「自然の中」とは文字通り「自然=神の内なる中」を指すのでしょうか。「常に存在する」との文言も気懸かりです。スピノザは神そのものが全てであり外部の原因の力を否定していた筈ですから「有・常」としての神は。スピノザの世界の構図、有==常住=世界=宇宙=自然≒物理的法則に従えば、人間の精神感情に限った発言と取るべきでしょう。此れはスピノザの人間認識論に余りにも固執したことから出てくる見解なのかどうか。スピノザが後世の神学論者か唯物論者なのかの論争は起こるべくして起こったことも頷けます。



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最終更新日  2022年04月24日 06時04分56秒
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