Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年05月10日
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カテゴリ: 絶対存在論
神の存否-405
 第四部定理一八備考の後半:徳について
 次に徳は(この部第四部の定義八 徳と能力とを同一のものと私は解する。言いかえれば(第三部定理七(おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。)により、人間について言われる徳とは、人間が自己の本性の法則のみによって理解されるようなあることをなす能力を有する限りにおいて、人間の本質ないし本性そのもののことである。により)自己固有の本性の法則に従って行動することにほかならないし、また各人は自己固有の本性の法則に従ってのみ自己の有を維持しようと努めるのであるから(第三部定理七 おのおのの物が自己の有に固執しようと努める努力はその物の現実的本質にほかならない。により)、この帰結として
 第一に、徳の基礎は自己固有の有を維持しようとする努力そのものであり、また幸福は人間が自己の有を継持しうることに存する、ということになる。 (幸福論)
 第二に、徳はそれ自身のために求められるべきであって徳よりも価値あるもの、徳よりも我々に有益なもの、それのために徳が追求されなければならぬようなもの、そうしたものは決して存在しない、ということになる。
 最後に第三に、自殺する人々は無力な精神の持ち主であって自己の本性と矛盾する外部の諸原因にまったく征服されるものである、ということになる。
 記:此処最後の第三で気になるのが、戦後のベトナム戦争時の平和を唱えた僧侶の抗議の焼身自殺であるが、スピノザの観点からはどう捉えるのであろうか。肉体を武器としての外部への戦闘手段であって自殺ではないと解釈するのであろうか。人間の自殺とは哲学は勿論のこと、精神医療や心理学をもって総合判断すべき課題でしょう。医療技術の発達に伴い延命治療は向上するも「尊厳死」をはじめ多くの課題は現代も解消はされていません。



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最終更新日  2022年05月10日 06時10分04秒
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