Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年09月02日
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カテゴリ: 霊魂論
記:序文1
 或る時期書店で哲学関係の単行本を探していたら、哲学書には珍しい「神秘」なるものの語句を使った単行本{神秘学概論」があるではないか。胡散臭いことは承知で表紙カバーを眺めると、私の幼き頃の心の表象像フランケンシュタイン博士がいた。持ち帰って素読、予期した通りのファンタジー、SFまがい、心霊体験談だと永らく想っていました。ところが然り、身内の死にめぐり逢い何となく再読すると自己の体験と重複する部分が多いのに驚き、シュタイナー博士に興味を惹かれ探究を試みました。
 ルドルフ・ジョセフ・ローレンツ・シュタイナー(Rudolf Steiner、1861年2月27日 - 1925年3月30日(64歳没))は、バルカン半島のクラリェヴェク で生まれ、オーストリアやドイツで活動した神秘思想家、哲学者、教育者で、現在のクロアチアで誕生しました。20世紀初頭、アントロポゾフィー(人智学)という精神運動を立ち上げます。ドイツの理想科学的哲学と神智学をルーツとするこの概念は、個の肉体・精神・霊を周囲の世界とつながりをもつホリスティック(Holistic)な存在として捉えることを勧めるものでした。それまでの宗教の本質とは些か異なる思考です。
 人類の思考の歴史は、先ずは、脳の幻影・幻覚が醸す幻視体験が齎す呪術(じゅじゅつ)が先行しており思考というよりは表象の解釈に傾いたものです。其の後に人類が部族・民族が多様性を持つにつれ部族神や民族神への傾向への宗教が生まれ、世界の汎ゆる部族や国家形態社会に取り込まれ政権維持の体制に援用されました。しかし、宗教の目的はもともとそうだったわけではありませんでした。キリスト教、仏教、イスラム教、ヒンズー教など古くからある宗教の指導者たちは、けっして私利私欲のために布教活動をしていたのではないはずです。だからこそ、彼らの言葉は2千年以上にわたって語り継がれることになったのです。
 しかし、どんなに素晴らしい言葉や教訓も、それが宗教団体としての権力構造に組み入れられ、収益団体となってしまえば、いつしかその意味は曖昧になり、ついには権力構造自体を存続させるため、もしくは団体の利益を確保するために悪用されるようになってしまうのです。
 では、あなたがもし何かこの世のものとは思えないような素晴らしい体験をし、「人生をいかに生きるべきか」その重要なヒントを得たとしたら、あなたはどうしますか。もし、それが本当の意味で素晴らしい体験だったとしたら、たぶんあなたはそれを誰かに伝えたくなるはずです。そんな体験を「至高体験」と呼びます。たぶん、多くの宗教創設者たちは、そうした「至高体験」を人々に伝えようとして、その活動をスタートさせたのです。推定するにおそらくは、自らが信ずる人間の至高体験をなるべくならば合理的、物理化学的思考に沿って説得しようとした代表人物がルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)だというわけです。



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最終更新日  2022年09月02日 07時00分08秒
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