Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年09月16日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-記:7-1 シュタイナー思考
  1 .シュタイナーの学術履歴とその思想の変遷
 シュタイナーは 1861年にヨーロッパの王族の源ハプスブルク家のオーストリア ・ハンガリー帝国の辺境の町クラリエヴェック、オーストリア南部鉄道の通信技師として働く鉄道公務員ヨーハン・シュタイナーとその妻フランチェスカの第一子として誕生します。その養育期から技術畑の父親の希望によりウィーンの実業学校を経て、ウィーン工科大学にまで進む。彼は幼少から、数学・文学・宗教学・哲学など様々な学術分野について関心を示し、十代半ばの時期ではカントに傾倒、大学時代にはフィヒテ、へーゲルなどドイツ観念論の哲学にのめり込み、カントに対して持っていた理性には限界があるのかという疑問についての答えを、フィヒテやへーゲルの思想に見出したます。1894年に上梓された「自由の哲学 (DiePhilosophl])」では、西洋近代が直面した哲学上の問題である物心二元論に対し一元論(Monismus) を提示 し、人間において二元的に分裂させられた肉体と精神に有機的関係があることを論証しようとしました。其の後、ゲーテ自然思想の研究に携わり、雑誌の編集長などを経て、 1902年の41歳の時にはシュタイナーは神智学協会に入会しています。この入会を機に、彼はこれまでの研究者、ジャーナリストなどの知識人としての立場を棄て、神秘主義者としの人生を歩み始めたのです。此れは父親譲りの合理的判断の技術畑思考からはこの「神智学的転回」は周囲の者には驚天動地であったに相違ありません。コペルニクスやガリレオが「天動説」を唱えたならばの驚きに比します。シュタイナーが其れまでの多くの友人を失ったのも合点がいきます。然し乍ら、神智学協会会員が唯一シュタイナーの言説に共感してくれる聴衆で其れを支えてくれる人々であったため、以降、自らの流儀で語る喜びを得ると同時に、後に人智学となる思想を発展させることができたのである。然し乍ら、注意すべきは、合理主義者と知られる人間が突如に神秘主義者に変遷するかどうかです。日本の鎖国時代の江戸長崎の踏み絵はともかくも自己の精神の深奥を覆すものは自身が体験するしか思い浮かべません。シュタイナー自身が語らないものの神秘体験は無かったとは否定し得ません。
 注:一元論(英: monism、仏: monisme、独: Monismus)とは一つの実体から現実が成り立っていると主張する形而上学の諸学説を指した用語で、これに対応する反対の見解を示した学説に実在を二つに区別する二元論(dualism)や実在に対して数的な規定を行わない多元論(pluralism)があります。概要を述べれば、あらゆる存在の原理を研究する形而上学において一元論はその原理を単一と規定してきた学説である。一元論の基本的な考え方は世界に見られる多種多様な実体の一般化を通じて統一的に世界を理解しようとするものであり、同時に一元論の思考様式は因果性とも密接に関連しており、多種多様であることの原因をも単一であるものする思考です。バールーフ・デ・スピノザは二元論に対する批判を通じて古典的な一元論の議論を展開した代表的な哲学者でしょう。スピノザの学説の中心にあったのは究極的な原因としての神を前提とする汎神論でしょう。彼は自然に見られるさまざまな様相に神の諸属性を見い出しています。また人間の精神と身体を区分する心身二元論に対しても、どちらかが先立つものではなく、それらは同一のものの二つの側面に過ぎないと考えられていました。この一元論についてはスピノザ以外にもギリシァ哲学、アドヴァイタ・ヴェーダーンタの「不二一元論」、ユダヤ教の「カバラ思想」、キリスト教(東方諸教会・正教会・イングランド国教会)その他の一元論的な多神教や一元論的な汎神論を唱える流派が現在しています。



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最終更新日  2022年09月16日 06時10分08秒
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