Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月03日
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カテゴリ: 霊魂論
神秘学概論-まえがき
 初版のまえがき(一九○九年)
[否定派への反論と、肯定派への諫め(たしなめ)]
 本書のような内容を持つ書物を世に出す際には、世人から頭ごなしに否定される可能性があるということは承知している。しかし本書は、私がかつて従事していた物理学の研究から得た現実の、例えば(*物理科学上の)熱に関する事柄を、霊学の立場から述べ直しているに過ぎない。そしてその内容は、哲学の領域に於ける吟味にも耐え得るものである。私はこれまでに哲学的な著作を発表してきたが、それらと、本書は矛盾するものではない。その一方で、本書を鵜呑みにしたがる読者も注意すべきである。というのも、本書の内容は盲信すべきものではなく、寧ろ、感覚世界に)囚われぬ理性と健全な真理感情で以て、理解すべきものだからである。
 四版のまえがき(一九一三年)
[超感覚的世界への参入可能性と、超感覚的認識の客観性]
 超感覚的世界に関する事柄を知ることは人間の知性には出来得ないと思うのは間違っている。まず少なくとも人生の意義という問題はこの超感覚的世界と関わりを持たない限り解くことの出来ぬものである。そして、たしかに通常の科学研究に使用するような認識は感覚的な世界に限界付けられており、それを越えることは出来ないにせよ、人間の認識能力を強化することは出来る。生物の細胞を研究する際の状況が類比的である。たしかに肉眼では細胞を検分することが出来ないが、我々の認識は肉眼でのものに留まらない。その際の方法が、本書で述べる瞑想並びに集中なのである。本書の「高次の諸世界の認識」に於いて述べられる内容は、個々其れ其れの人の区別を超えて、誰にとっても同じ仕方で現れるものである。そしてその故に、この「超感覚的認識」は単なる主観的で神秘的な体験とは異なる。本書が語る内容は、客観的なものとして体験されるのである。たとえ現代の思考習慣からすれば理解しがたいかも知れないがである。



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最終更新日  2022年10月03日 06時10分05秒
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