Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2022年10月12日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」本文 ― 要約
宇宙の進化と人間
 その6 月紀
 <月紀に於ける肉体、月の分裂、影響する霊的存在たち、月と太陽の合体、月紀の諸周期>
 それまで太陽であった存在が「宇宙の眠り」から覚めると、月紀が始まる。月紀に於いては、太陽と新しい土星の二つが融合して、新しい遊星が作られる。即ち、月である。人間のエーテル体は休息期に進化を遂げており、肉体はその進化に追いついていない。そのため、人間の肉体はエーテル体無しに現れる。
 人間の肉体が進化したエーテル体に適応できるようになるため、まず土星紀に於ける諸事象が繰り返される。ただし、このときの肉体は熱形体に加えてガス体としても振る舞う。そして土星再現期の最終段階に、人間存在は太陽紀に於いてのように生命をになうようになる。ここに至って運動霊が自身のアストラル体を人間存在の中に流入させることが出来るようになる。このアストラル成分によって人間の肉体は濃縮度を高め、「水」・「水体」と呼ぶことの出来る存在形態になる。
 ここでまたしても、全ての存在が一様に進化をしているわけではないので、人間界の他に二つの領界が生じる。土星紀の段階に留まっている領界と、太陽紀に留まっている領界である。やがて、月は二つに分裂し、(i) 人間界及びその二つの領界と、幾許かの高次の本性たちを含む宇宙体と、(ii) それ以外の高次の存在たちだけを含む宇宙体とに分かれる。この前者が、我々人類の居住地となる「太古の月」であり、後者は精妙化を続けて再生した太陽のようになる。太古の月〔或いは月体、または単に、月〕に結びついた形態霊は、人間の肉体に働きかけ、水のような状態であったものをねばねばとした状態にする。
 この太古の月に於いて、やがて太陽の影響から脱しようとする動きが起こる。これは月の存在に与えられた意志の要素(トローネの遺産)によるものである。その結果、月体は霊的にも素材的にも (i) 太陽の生命と密接な結びつきを持つ生命活動と、(ii) 太陽の生命とは無関係に独自の道を進む生命活動という二種類の活動を営むようになった。太陽が影響しているとき、月に住まう存在たちの意識状態は太陽に完全に左右され、独立性を保てない「より暗い意識状態」となり、それ以外のときには自律的な「より明るい意識状態」を保てるようになった。月の生命はこの二つの意識状態を交互に体験した。この段階に於ける彼らの意識に於ける形象は、我々にとっての夢に於ける形象に似ている。暗い意識状態は夢のない眠りに似ており、明るい意識状態は夢を見ている眠りの状態に似ていた。それ故、彼らの意識に於ける形象は(外的事象の模造ではなく)一種の象徴像であった。やがて、月は太陽の周りを公転し始める。これは、霊的存在たちの力による。そして月の存在たちは、太陽に面している箇所では太陽の影響を受け・その壮麗な姿を感じ取り、その裏側では独自の生活をして・自分のアストラル体が働くままに任せ、醜悪な外的形姿をとるようになった。
 月紀の人間に働きかけた諸霊について触れておけば、おおよそ次のようになろう。人格霊は人間のアストラル体を独立させ、人格の特徴を植え付けた。火の霊がエーテル体に働きかけ、一種の記憶力がエーテル体に組み込まれた。生命の子らは肉体に働きかけ、アストラル体の相貌の模造になるよう促す。等々。
 人間がさらなる進化を遂げると、「堕ちた月の本性たち」は太陽に晒される時期にも意識を保てるようになる。次第に太陽の時期が長くなり、やがて太陽に従属するようになっていく。そして、再び太陽と月が一つの宇宙体となり、人間の肉体はエーテル化する。肉体はエーテル形式を取ることによってエーテル体により親和的になり、太陽と合体した今、太陽霊たちの直接の領域に入り、彼らの影響を強く受けるようになる。その太陽霊たちとは、叡智霊や運動霊たちのことである。叡智霊はエーテル体に叡智を与え、運動霊はアストラル体を活発にする。このとき、叡智霊は人間の肉体(エーテル化したもの)以外の肉体にも影響を与えるので、人間ではない鉱物的植物や植物的動物も、叡智を受け取る。この時期のこの宇宙体を、それ故「叡智の宇宙」と呼ぶ。
 総じて、月紀の進化は、七つの周期に分けられる。まず始めに土星紀と太陽紀の進化を繰り返す周期(準備周期)が一つづつあり、次に月と太陽とに分かれる中間の周期がある。この中間の周期が次の三つに分けられる。一つ目が、生命の子らが働きかける前の時期であり、二つ目は彼らが働きかける時期。そして三つ目が、そうして生じた存在たちが世界に適応するのに要する時期である。そして最後に衰退周期と呼ばれる時期がある。これが二つに分けられる 。月紀の進化全体を一大周期、または遊星紀と呼び、それを七つに区分したときの各時期を小周期と呼ぶことが出来る。この小周期を更に七区分したものを「さらに小さな」周期と呼ぶことも出来る。



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最終更新日  2022年10月12日 06時10分05秒
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