Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年03月05日
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カテゴリ: 霊魂論
「神秘学概論」読解
40 :地球紀6 神託-2
記:バルカン星(Vulcan)、水星、金星の神託における秘儀参入者が、自分自身の思考形式で秘密知識」受け取ったのに対して、土星、木星、火星の神託における秘儀参入者は、「上からの啓示として、あるいは完成された状態において」受け取っていたというその両者の違いを踏まえることで、「キリスト」の啓示を認識するためには、前述した意味で、太陽人にならなければならなかった人たちは、太陽神託、またはキリスト神託と呼ばれる特別の聖域での認識を得るための儀式やその秘密知識を大切に護っていた秘儀参入者がその両者のあり方を仲介するものであるということが理解できるようになる。そしてそれを踏まえながら、やがて「キリスト事件」が起こることになる。かつては「神託」として告げられて秘儀が、人類全体の前に公開されたのである。
 「神託(oracle) 」というと通常は神のお告げ、神意を他に託すことをいう。目に見える現象の背後に、なんらかの秩序ありと仮定するとき、そこに「運命」の支配というものを考え、その秩序を支配するものとしての超自然的な神の存在を想定するとき「摂理」が出てくる。その運命や摂理を予知したいという人間の切実な希求は、(1)それを自然現象のなかに読み取るなり、(2)人為的な所為によってそれをうかがい知ろうとし、あるいは(3)人間自身が人格変換(神憑り)をおこして神のお告げを直接聞き取ろうとしてきた。広義には占い全般を含むことにもなるが、狭義には、ある特定の場所(神殿・寺院など)でそこにいます神によって未来のことが知らされる場合を託宣(たくせん)(神託)と いう。(1)の場合としては、月桂樹(げっけいじゅ)が風にそよぐささやきに神意をうかがい、聖なる泉の水の音、鳥の飛び方、流星、食(日・月食)によって占いをたてることがある。(2)のケースとしては、犠牲にした動物の内臓、あるいはおみくじを引く、「賽(さい)」を投げるといった人工的な手段もある。ある意味で科学的な実験に先だつ神験ともいえるもので、わが国の神前での綱引き・相撲(すもう)もそれにあたる。あるいは吉備津(きびつ)神社の「釜(かま)鳴り」などもそれである。
 ギリシアでは全土に250以上の神託所があったといわれ、そのなかでもよく知られているのはデロスやデルフォイでのアポロの神託、エピダウロスの医神アスクレピオス、ドドナのゼウスなどである。しかもその最古のものはドドナのもので、神官は風にそよぐオークの木のさらさらという音の解釈によって神託を受けたといわれる。デルフォイでは、先だつ儀礼のあと、ピュテイアの名で知られる巫女(みこ)が三角台の上に座して神がかりになって質問者に答えた。通常その神託は詩形(六歩格)をとった。エクスタシーの状態では、リズミカルな発声を伴い、わが国では七五調になる。こうした神託の形はシベリアのシャーマニズムにその名残(なごり)をみる。また、デルフォイの神託は政治問題にも及び、植民地獲得の方向づけも得た。近代的な用語では霊媒(ミーディアム)がこうした役を果たすようになる。[小野泰博氏から引用]



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最終更新日  2023年03月05日 06時05分34秒
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