Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年07月21日
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カテゴリ: 霊魂論
「四次元」数学と現実
第1講:1905年3月24日、ベルリン 3-四次元(図7ー図9)
 対象におけるすべての性質が外にあるとすれば、それらは外界からどのように私たちのなかに入ってくるのでしょうか。 外的なものが内的なものに移行する点はどこにあるのでしょうか。私たちがすべての感覚的な知覚内容を外的世界から取り去るとすれば、それはもはや存在しなくなります。こうして認識論は、自分の髪の毛で自分を自由に高みへと引っ張ろうとするミュンヒハウゼン(Munchausen)に見えてきます。私たちの内に生じる知覚を解明するためには、外的世界の存在を仮定しなければならないのですが、それを成すにはどのようにしてこの外的世界の諸側面は私たちの内部へと入り込み、私たちの心的な表象の形で現れることができるのでしょうか。この問題は別の形で定式化される必要があります。まずいくつかの類似性について考察してみましょう。このことを把握しないならば、 外的世界と内的知覚の間の 関係を見出す可能性をもつことはできません。AとBの末端をもつ線分に戻りましょう。私たちは、端の点を重ねるためには第1の次元を超え出て、線を曲げなければなりません。(図7)
図7:この直線の 左端の点Aを右端の点Bにそれらの点が下でふれるように重ねると考えてください。そうすれば、 重なった端の点を超えていき 起点へと戻ることができます。線分が短い場合は、それに対応する円も小さくなります。 最初に与えられた 線分を円にして、それからますます長い線分を円にするとすれば、端の点が出会う点はさらにますます はじめの 線から遠くなり、無限に離れていきます。そのとき、曲率はどんどん小さくなり、そしてついには肉眼ではもはや円周を直線と区別できなくなります。(図8)
図8:まったくそれと同じように、地球もまた、私たちがその上を歩くときには、それが丸いにも関わらず、直線の平らな部分のように私たちには見えます。直線の両方の半分が無限に広がると考えると、円は実際に直線と同じになります。そのとき、直線は直径が無限である円としてとらえることができます。さて、もしも仮に私たちが 直線に沿ってずっと遠くまで走り、そしてそのとき線のなかにとどまっているとすれば、私たちはついには無限を通って、再 反対側から戻ってくるだろうと想像することができます。幾何学的な 線ではなく、現実と結びつけることができる状況について思い描いてください。 円周上の点Cが円周に沿って進むにつれて冷たくなると同時に、その最初の場所からますます遠く離れると表象してください。(図9)その点が下方の境界A、Bを通過して反対側を戻るときには、温度が再び上昇します。こうして、点Cは帰路においては往路とは逆の状態に遭遇します。暖かくなる傾向は、出発した元の温度に到達するまで続きます。この経過は円がどれほど大きくなっても同じです。つまり暖かさは最初は減少し、次に再び増加します。 無限に広がる直線の場合にも、温度は一方の側でますます失われ、他方で上昇します。(図9)
図9:これは私たちがいかにして生と運動を世界へともたらし、そして、より高次の意味で「宇宙の理解」と名づけることのできるものに近づくかについての例のひとつです。ここには自らを生み出し、互いに依存しあっている二つの状態があります。しかし、感覚的に観察できるものすべてに関して言えば、そうですね、右の方に向かう過程が左から戻る過程とは何の関係もなく、それにもかかわらずそれらが相互に条件づけあっているということなのです。さて、外的世界の物体を冷たくなる状態に、そして、それとの対比で、私たちの内的知覚を暖かくなる状態に関連づけてみましょう。 外的世界と内的知覚は直接には感覚的に知覚可能なものを共通には何ももっていないにもかかわらず 、お互いにある関係にあり、今お話しした過程と同様に相互に依存しています。このことを裏付けるために、 印章と封蝋(ふうろう)の関係についてのイメージを外的世界の私たちの内的世界との関係に適用することもできます。印象は、印章が封蝋のなかに残ることなく、そして印章の物質的なものが封蝋のなかに移ることなく 、封蝋のなかに正確な刻印、印の正確な複写を残します。外的世界と内的知覚の関係の場合にも同じ対応関係があります。本質的なものだけが 移されているのです 。一方の状態の 形が 他方のそれを条件づけているのですが、しかしその場合 物質的なものは 何も移らないのです。



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最終更新日  2023年07月21日 06時56分03秒
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