Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2023年12月23日
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カテゴリ: 霊魂論


内的霊的衝動の写しとしての美術史
第1講 ドルナハ  1916年10月8日-XLVIII
第49  ジオット派マゾリーノ-ヘロデの饗宴
記:マゾリーノ(トンマーゾ・ディ・クリストフォロ)によるフレスコ画「ヘロデの饗宴」は、1430年代後半に描かれたカスティリオーネ・オローナ洗礼堂にある作品です。「ヘロデの饗宴」は、ヘロデ王が兄弟の妻ヘロデヤと結婚したことをヨハネが非難する場面を描いています。ヘロデ王(在位前4〜後39)は兄弟の妻ヘロデヤと結婚したことをヨハネから叱責され、逆にヨハネを捕らえて獄につないでいました。ヨハネを恨んでいた妻ヘロデヤは、王の誕生日に娘サロメに舞を舞わせ、サロメは王から褒美を約束される。
左側はサロメが王と列席者の前で、ヨハネの首を求める場面。右ではサロメがヨハネの首を乗せた盆をヘロデヤに差し出し、遠景の山の中腹では、ヨハネの埋葬が執り行われている。左右の建物の遠近法を利用して、二つの物語をつなごうとしている試みで、中央に空間が広がっている。
 マゾリーノ ヘロデの饗宴 シュタイナー講演
これはカスティリオーネ・オローナ洗礼堂のものです。
さて、ここで私たちは発展において少し前進しましょう。今、このように言うことができます、以下の
この発展は、そもそもジオットがその偉大な創始者であった潮流に基づく衝動から発したのだと。私た
ちは、ますますいっそう、こう言うことが可能なら、ひとつの潮流において現実的で写実的な要素が神秘的なことや目にみえない世界であるスピリチュアルな要素から解放されるのを見るのです。今やそこから二重の潮流が出てきます。ジオットにおいてはいたるところで、私たちが最後に見ました二枚の絵においてさえ、いたるところにスピリチュアルなものが入り込んでいます、と申しますのも、教会の統治として世界中に行き渡るこの衝動は、実際スピリチュアルにも考えられ、そして、構成のなかに置かれた個々の人物は徹底して、こう言えるようにとらえられているからです。ジオットは、アッシジのフランチェスコそのひとが生きたのと同様に、人間の魂を通じてのみ現実に即して地上に向けられる霊的世界のなかに生きていた、ジオットも、彼の弟子たちも、愛に溢れたしかたでこの世の事物を写実的にとらえたけれども、彼らはスピリチュアルなもののさなかに生きていた、そしてスピリチュアルなものは個々のひとつひとつの把握と一体化することができたと。ここで14-15世紀に入っていって、個人的ー自然的なものを模写しようとする憧れが次第に解放されていくのを見ていきましょう、ジオットと彼の弟子たちが聖書の物語に取材した絵画もそうですが、従来の絵画のすべてがそうだったような、全体を強く眼中においてそこから個々の人物を取ってこようというのではもはやなく、個人的ー自然的なものを模写しようとする憧れです。私たちは、いわば魔法の息吹のように絵全体を貫いていたこの基本衝動から、個々の人物が解き放たれるのを見ます、私たちは、たとえ構成のなかにまとめられているにしても、すべての人間が常に個として立っているのを見ます。そしてこのように私たちは、たとえばここにも、壮麗な建物を見ますが、さらに、芸術家がもう疑いもなく、人物たちをひとつの根本思想、芸術的な根本思想のなかに置くのではなく、人物ひとりひとりを、個人的な人間として、ひとつの個として描こうと苦心しているようすを見るのです。私たちはますますいっそうはともかくも、組み合わされた個々人が登場してくるのを見ます、なるほど構成は何か壮大なものを有しているとしても、やはり、ひとつひとつの個が、絵全体を貫いて放射する思考からは自然主義的に解放されているのがわかるのです。

第49:ジオット派マゾリーノ-ヘロデの饗宴



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最終更新日  2023年12月23日 17時34分57秒
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