Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年07月10日
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カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
四つの福音書のキリスト叙述における四つの異なった視点
第1講 福音書の光に照らした人類生成の深遠な秘密(GA117)1909/11/2 ベルリン yucca訳
本文Ⅳ:今まではヨハネ福音書およびルカ福音書についてこれらすべての考察が行われましたが、けれども私たちは何を理解したのでしょうか。叡智の普遍的な光、愛の普遍的な熱と呼ぶことができるあの特性、世界でほかのどんな存在にもなかったやりかたであのようにキリスト・イエスのなかに流れ込み、かつてどんな人間の認識力も近づけなかったあの特性、この特性以上のことは何も理解しなかったのです。そして、ヨハネ福音書との関連では、鷲の高みにあるかのように人間の頭を超えてゆく力強い理念について語られる一方、ルカ福音書に依拠すれば、瞬間ごとにひとりひとりのどんな人間の心にも語りかけてくるものが見出されます。ルカ福音書の重要な点は、それが愛の外的な顕(あらわ)れであるあのような熱で私たちを満たすということです、最大の犠牲を厭わない愛、自己自身を捧げ、自身を捧げること以外何も望まない心構えのあの愛への理解で私たちを満たすのです。ほぼ同様に感じられるのはあの気分、正しい意味で考察するときにルカ福音書に関連する考察する場合にそうなるあの心情の状態についてイメージを得たいと思うならそこへと急ぐ犠牲の牡牛の見られるあのミトラ像において私たちに現れてくるものです。牡牛の上に人間が座っているのが見え、上には大いなる宇宙の出来事の歩みが、下には地上的な出来事の歩みがあります。この人間は、血を流す牡牛の体に斧を打ち込みます、人間が克服せねばならないものを克服することができるように自らの生命を捧げるこの牡牛の体に。人間が生の道を行くことができるように犠牲にされねばならないこの人間の下の牡牛を観察すると、ルカ福音書に関わる考察に正しい基本的な気分を与える感情・心情状態をほぼ得ることができます。「犠牲の牡牛つまり自分自身」の中へと深まっていくべき愛の顕れのなかにあるものを理解していた人々にとって、いつの時代にも牡牛がそうであったところのものです、そういう人々はルカ福音書の考察が与えようとする愛の特性の描写についても何かを理解します。と申しますのも、それが描き出そうとしたのはキリスト・イエスの第二の特性以外のなにものでもないからです。けれども、ひとつの存在のなかのふたつの特性を知るひとは、その存在全体を知っているでしょうか。この存在においては最大の謎が私たちに向かって立ち現れてきますので、ふたつの特性を理解するための説明が不可欠でした。しかし、ふたつの特性の考察からこの存在そのものを見通すことができるなどと思う人があってはなりません。
参考画:牡牛を殺すミトラス



記:ミトラ教またはミトラス教またはミスラス教(英語: Mithraism)は、古代ローマで隆盛した、太陽神ミトラス(ミスラス)を主神とする密儀宗教である。
ミトラス教は古代のインド・イランに共通するミスラ神(ミトラ)の信仰であったものが、ヘレニズムの文化交流によって地中海世界に入った後に形を変えたものと考えられることが多い。 紀元前1世紀には牡牛を屠るミトラス神が地中海世界に現れ、紀元後2世紀までにはミトラ教としてよく知られる密儀宗教となった。ローマ帝国治下で1世紀より4世紀にかけて興隆したと考えられている。しかし、その起源や実体については不明な部分が多い。近代になってフランツ・キュモン(英語版)が初めてミトラス教に関する総合的な研究を行い、ミトラス教の小アジア起源説を唱えたが、現在ではキュモンの学説は支持されていない
    第1講本文Ⅳ 了

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最終更新日  2024年07月10日 06時10分09秒
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