Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

2024年09月19日
XML
カテゴリ: 霊魂論


ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第六講 第六講本文・解説 1920年 3月26日  ドルナハ
●第六講本文 - 前半部
 きょうお話しすべきことに関しましては、実際のところ私は少々気がかりなのです。と申しますのも、こういう事柄をお話しするのに三カ月ほど手間を掛けることができましたら、そう簡単に、これらを単なる幻想であるとみなすことはできないでしょうが、次のような、さらに治療の特殊な面にまで入っていくべきことを、いわば完全に理解できるようにするためということで、これらの事柄をきょうのこの時間でざっと通過していきます。ですから、単に並べ立てたかのように思われることも若干あるかもしれません。それでもやはり、私はできるだけ、これらの事柄はすべて十分根拠があり、それどころか今日の自然科学の基礎となっている事柄以上に根拠があることを、私なりの表現で示していきたいと思います。きょうはまず初めに、植物形成のプロセスそのものを、その宇宙的連関のなかに置いて皆さんにお見せすることから始めたいと思います。私たちが見てまいりましたように、人間においては、植物生成プロセスにおいて開示されているのとは逆のプロセスが、いわば機能的に働いています。従いまして、人間に対する植物界の直接の関係を見出すためには、この植物生成プロセスを少なくとも暗示的にここでご覧に入れておかなくてはなりません。皆さんが植物をご覧になると、植物はその形成プロセスにおいて、明らかに対立する二つの傾向を持っていることがおわかりでしょう。一方は地球に向かいます。そして昨日すでに暗示しましたように、いわば樹のような植物においては、その幹のなかに地球がいわばまくりあげられていて、そのため樹の場合、花は、ふつう草のような植物や下等な植物が地球に根付くように、その葉とともに幹に根付いているのです。さて、一面においては、植物の地球へ向かう傾向へと私たちの注意が向けられます。けれども、他面において植物は地球から離れようとしているのです。植物は、単に地球の引力に対抗する機械的な力によって地球から離れようとしているのみではなく、その形成プロセス全体、それも内的な形成プロセスにおいて、地球から離れようとしているのです。花において起こっている経過は、根において起こっている経過よりもずっと、地上を越えたもの、地球外のものに依存していることでしょう。そしてこのように、花の形成が、本来地上的でない諸力に依存しているということを、私たちはまず見ておかなければならないのです。なぜなら、花・種子形成プロセスを花の外部に導いていくために、植物によって用いられる諸力、他ならぬこのプロセスが、皆さんに先日の講演で暗示しました、人間における機能的に逆転した植物プロセスのために必要になる、ということがおわかりにになるでしょうから。この、人間における逆転した植物プロセスは、人間の下腹部において、排泄、分泌、そして性(sexuality)の根本にも関係するすべてのものにおいて、見出すことのできるものなのです。このように、私たちが人間と植物のこういう関係を探し出すときこそ、植物の地球上のプロセスと同様地球外的なプロセスもまた、個別的に示されるのです。この講演でお話しすることは、古代の医学的文書から借用してきたことではなく、まったくもって現代の精神科学的研究に基づいているのだ、ということを皆さんにおわかりいただけるように、私は努力を惜しまないつもりです。ただ、時おり術語において、古代の文献に依拠する試みを余儀なくされることもあるでしょう。何と言っても近代の文献は、この方面の術語をまだ開発していないからです。けれども、この講演で話されているのは古代の文書から引用されたことだけだと考えるような人は、まったく思い違いをしているのです。地上から上へと伸びていく植物の成長を追求すると、皆さんはまず、葉と花の発生と形成プロセスにおける螺旋状の進行に注意を向けなければならないでしょう。いわば植物の形成力は、茎をめぐる一種の螺旋状の進行に従っているのです。この螺旋状の進行は、植物のたとえば内的な弾力から引き出さすことのできるものではなく、地球外の作用、とりわけ主として、見かけ上の、太陽に対する地球の運動はやはり相対的に考えなければならないからですから、つまり見かけ上の太陽の軌道の作用に帰せられねばならないものなのです。ある意味においては、ガリレオ的・数学的なものよりも良い拠り所に従って、星々の運行を、植物における形成プロセスの進行から徹底的に研究することができるのです。なぜなら、星々が行なっていることを、植物は忠実に模写しているからです。けれどもここで、地球から上へ向かう、太陽に依存しているこの形成の経過のみが、植物において働いていると考えるとしたら、それはまったく誤っています。そうではなく、何はさておき、星々が太陽を通じて引き起こされたこの太陽系の運動とともに作用して、合力を形成しているのです。しかもこの太陽の作用というのは、この太陽の力に対して、いわゆる外惑星の力が今度はその螺旋でもって対抗しなければ、いわば太陽の力が植物をまったく占有して、絶え間なく無限に継続させてしまうような作用です(図参照)。と申しますのも、実際のところ諸惑星は、楕円運動しているのではなく、螺旋運動(spiral orbital movement)しているからなのです。そもそもコペルニクス的世界観全体が今日検討され、他のものによって補足されなければならないものなのです。
参考画:spiral orbital planet



   第六講本文 - 前半部-了

哲学・思想ランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024年09月19日 06時43分11秒
コメント(0) | コメントを書く
[霊魂論] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

cap-hiro

cap-hiro

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

バックナンバー

2026年05月
2026年04月
2026年03月
2026年02月
2026年01月
2025年12月
2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: