Tough Boy-World of cap_hiro(Subtitle:sense of wonder)

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2024年10月08日
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カテゴリ: 霊魂論
ルドルフ・シュタイナー
「精神科学と医学」第七講 1920年 3月27日   ドルナハ  
本文-1
 昨日皆さんの注意を向けて頂いたいくつかのことは、地球的および宇宙的な状況への人間の適応ということに関連して、私たちがまず第一に基礎としなければならないことなのですが、これはどちらかといえば空間的な性質のものでした。このどちらかといえば空間的な性質のものを、時間的なものと結びつけなくてはなりません。なぜなら、私たちがけっして忘れてはならないのは、人間というものをその存在の全体において観察しなければならないということ。すなわち、全体としての人間はいわば、子どもであり成人であり老人であって、人間存在のこの三つの生成要素がさらにそれぞれの個々の部分に入り込むというかたちで組織化されているということです。今日こういうやりかたで獲得していくことを、さらに超感覚的なものと連結させねばなりません。そうして初めて、個別の観察というものに近づくことができるでしょう。とりわけ皆さんの注意を喚起しておきたいことは、ちょうど教育学が、若年層に対して、年齢の差異、つまり誕生から歯の生え変わりまで、歯の生え変わりから性的成熟期まで、といった年齢差を考慮せざるを得ないように、医学に帰するすべてのものも、本来全体としての人間、すなわち誕生から死までの人間を考慮する必要があるということです。すでに申しましたように、人智学者としての私たちの慣用となっている表現をまずは用いたいと思います。その後、最終的には部外者のかたのためにそういう表現を翻訳できるかもしれないというようなところまで行き着くでしょう。この翻訳は、私たちがしばらくこの考察を続けてさらに先に進んだときにはもっと容易になるでしょう。とりわけ、たとえば私たちが幼児の年代を観察するときに、明確に知っておかなくてはならないことは、私たちが言うところの本来の自我及びアストラル体のなかに機能的に存在しているものが、人間のなかに加えられるのは、この幼児の年代になってからなのだということです。この機能的なものは幼児期になってから器官的なもののなかに加えられ、その後、柔らかく弾力性のある器官実質とともに実際に活動していくのです。したがってちょうどこの幼児期に、人間の高次のものが人間の低次のものに加わることに関係した障害が現われてくるのも驚くにはあたりません。これは特に七歳から十四、十五、十六歳にかけての年代、性的成熟を目指してエーテル体が物質体に対して立場を獲得する時期です。このとき、物質体とエーテル体の弾力性がかみ合わない可能性が、さまざまなかたちで存在しています。実際本質的な意味で、アストラル体の課題は、この物質体とエーテル体両者の弾力性に均衡をもたらすべく働きかけることなのです。物質体とエーテル体が共に働かないときは、しばしばアストラル体がその力を強化する必要が生じます。その際アストラル体が十分な力を持っていないと、外的な手段によって処置されねばならないような症状が現われてくるのです。ですから、幼児期には、たとえば舞踏病(Chorea)の場合のような、物質的な放出、と申しますか、まさにそういうものに示されるような症状が現われてくるのだということが、皆さんにもおわかりいただけると思います。このような症候群に帰せられる病気はすべて、すなわち、器官そのもののなかで起こっていることのほかにこういう症候群つまり心的障害を示す病気、心的障害を伴うこうした病気はすべて、アストラル体の通常通りでない活動、つまり物質体とエーテル体の弾力性の調停に関してアストラル体が行なうべき活動に関連しているのです。さらに、舞踏病と同様の症状が妊婦にも現われることをごらんになれば、このことは皆さんにきわめて自明のこととなるでしょう。なぜなら、妊娠によって、この物質体とエーテル体の弾力性の調和が妨げられるのは当然であり、皆さんは、幼児期においてアストラル体に要求すべきことと同じ事を、ここでもまたアストラル体に要求しなければならないからです。したがって私たちは、幼児期に現われて、妊娠の際に妊娠の付随症状となることもある病気の場合には、アストラル体の、この問題は明日以降提示していくつもりですが、効力全体を強めて、アストラル体の機能が、物質体とエーテル体の弾力性に均衡をもたらす方向に落ち着くようにする薬、そういう薬を求めなければならないのです。これに対して皆さんは、このために私は年齢を考慮に入れることが大切だと強調してきたわけですが、何らかのしかたで多発性関節炎(Polyarthritis)やそれに類する何らかの症状に向かう傾向のある病気は、その本質的な発病時期が、十四、十五、十六歳から二十歳の終わりになってからであることがおわかりになるでしょう。何しろこの時期にはアストラル体自身が、物質体とエーテル体に対して正しい関係に位置づけられなければならず、そのためのアストラル体の準備が不十分であれば、たとえば幼児期に、アストラル体を正しいしかたで準備するために必要なことがなされなかったら、アストラル体は正しい関係を発生させることができず、その結果、この年齢でもう症状が現われてくるか、もっと年齢が進んでからその結果として現われてくるか、いずれかでしょう。ですから重要なのは、いわば時間というものを病気の研究のなかに取り入れることです。そして、ここで少々一面的な表現をお許しいただければ、人間の生体組織をいかに治療したらよいかを、できるだけ容易に楽に読み取れるように、自然は、人間の生体組織を都合よくあつらえてくれたなどとという前提はないということです。人間の生体組織は、どのようにそれを治療できるかを、できるだけ楽に読み取れるようにあつらえられてはいないのです。どのように治療できるか、できるだけ楽に読み取れるはずだ、ということばかりが期待されすぎています。類似したものは類似したものによって治癒されるはずだ、という原則は、ある意味では正しいのです。けれども、治療の症候群であるものに対して類似したものとみなされ、探し出される最も主要な症候群は、別の年齢においては別の症候群としてあるのです。たとえば、二十歳以前に、私の考えでは外的な薬の影響で引き起こされ得る症候群が存在し、その後、二十歳前に病気のプロセスを引き起こしたこの薬が、二十歳以降では、何らかの方法で治療薬となるということがあります。ですから、しばしば主張される「類似したものは類似したものによって治療され得る」という所説においては、このことが考慮されなければならないのです。けれども、健康であれ、病気であれ、人間の状態全体に注目しようとするとき、何にも増して重要なのは、人間はいわば、二つの互いに対極を成す年代に生きているということです。人間は若い頃には、別の影響にさらされています。人間は若い頃には、昨日私たちがお話ししたことにしたがって表現すれば、太陽の上位の惑星の影響、つまり土星、木星、火星の影響を多く受け、後の年代になると、太陽の下位の惑星の影響、つまり金星、水星、月の影響が大きくなるのです。けれども月の影響は比較的、最も早く、最も明確に現われてきます。このことは、人間を考察するにあたって常に空間的なものを時間的なものに結びつけねばならないことを、私たちに再び示しています。そうすることによってはじめて、人間の生に現われてくる諸現象を正しい光のなかで見ることができるようになるのです。そして、人間認識への関係を正しい光のなかで見るためにはそもそもどのようにすべきかについても、個々の場合において、常に少しずつ触れていくことにしましょう。   第七講 本文-1 了
記:アストラル体とは、神智学の体系では、精神活動における感情を主に司る、身体の精妙なる部分である。主に情緒体、または感情体、感覚体、星辰体などとも。
参考画:Etheric-body_Astral-body




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最終更新日  2024年10月08日 07時05分03秒
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