悠々楽々

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2009.07.12
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カテゴリ: 雑学
衆院解散に伴う今日のニュースの中でこんな記事がありました。

 首相を支持する武田良太防衛政務官が首相を訪ね、「総理・総裁としての責任を全うし、堂々と解散してほしい」と伝えたのに対し、首相は「(総裁選前倒しなどで)自民党は姑息(こそく)な政党だと国民に思われることは絶対あってはならない。自分の責任は全うするし、自分で何をなすべきかは分かっている」と答えた。(読売新聞・抜粋)

 首相はこの「姑息」の意味を理解して発言したのでしょうか?
そもそも「姑息」とは、一時の間に合わせのことをいう。「姑」はしばらく、「息」は休むこと(しのぐこと)を意味する。

中国の古書「礼記」(らいき)にこんな話が載っている。
孔子の弟子の曽子が病になり、重態になった。曽子の息子(曽元・曽申)、彼の弟子の子春、同じく弟子の幼い子供がそばにいて、その子供が、
 「先生の寝台の下敷きは上等のもので、大夫(たいふ)の使うものではありませんか」
と訊ねた。曽子は、
 「その通りだ」
と答え、曽元に取り替えるようにいうと、曽元は、
 「父上の加減は差し迫っており、動かせない。よくなられて朝になったら、お取替えしましょう」
と言った。
すると、曽子は、
 「お前の私への愛は、あの幼い子供には及ばない。君子は道義に合ったやり方で人を愛し、つまらぬ人間は姑息をもって(=一時をまぎらすやり方で)人を愛するものだ」
と言った。

 姑息という言葉はそこから出たもので、やがて成語となり一般に広く用いられるようになったのです。






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Last updated  2009.07.12 09:07:50
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