CAPTAINの航海日記

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2012.02.02
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カテゴリ: decade(s)企画
前回の考察で、磐越西線沿線の「福島圏」の境界は喜多方駅と山都駅との間になる旨を書きました。従って、その境界線は、概ね旧喜多方市と旧山都町との境目になると思われます。
なお、喜多方駅からはバスが数系統出ており、旧熱塩加納村方面(会津バス)と北塩原村北山・大塩方面(磐梯東都バス)については簡単に調べてみましたが、いずれも福島駅優位の結果となりました。ダイヤを確認するとバス沿線の各地域から会津若松市との通勤、通学などの便宜が図られているようで、結果、福島駅方面への利便性が相対的に高まったと言えるでしょう。
また、国道49号線に沿って会津坂下町の会津バス坂下営業所から西会津町の野沢駅前まで西会津町民バスが走っているのでこちらについても一応調べてみましたが、西会津町内のバス停については新潟駅優勢の結果となりました。
以上の結果から、喜多方市のうち旧山都町及びその西側に位置する旧高郷村、そして更に西側の西会津町については「新潟圏」ということになるかと思われます。この地域の人口は約13,000人。宮城県と山形県でこさえた「貯金」を、ここで一気に吐き出した形になります。

磐越西線と同様に、福島県内において「福島圏」と「新潟圏」とがつばぜり合いを演じる路線としては、もう一つ、只見線があります。もっとも、この路線は昨年7月の新潟・福島豪雨によって甚大な被害を受けたために現時点での列車の運行は会津川口駅以東、また代行バスの運行自体も只見駅以東にとどまっており、新潟県への通り抜けが不可能な状況にあります。
ただ、いずれは全線復旧することと思うし、祈願の意味合いも込めて、本稿では豪雨以前の運行体系に基づいて、考察していきたいと思います。

只見線における福島駅と新潟駅との中間地点は、金山町の中心に位置する会津川口駅付近となります。福島駅まで171.5キロ、新潟駅まで171.1キロですから、どちらにしても遠いとしか言いようがありません。なお、会津川口駅の片道運賃は、福島駅、新潟駅とも2,940円です。
ちなみに、磐越西線の項で登場したえちごワンデーパスは、有効期限が一日しかなく、しかも金山町から新潟方面へは一日上下5本しか列車が運行されていない上に平均所要時間が片道4時間以上かかるため日帰りはほぼ不可能と考えられることから、使用は不可能ではないかと思います。また、えちごワンデーパスのフリーエリアは小千谷駅までのため、新潟駅との距離(79.5キロ)を考えると、仮に購入し片道だけ利用しても通常運賃(1,280円)より割高な結果となります。
逆にWきっぷは有効期間が1ヶ月のため別に日帰りではなくとも利用は可能ですが、本稿では新潟駅側にあわせ、利用しないものとしてデータ、指標を計算しようかと思います。なお、会津川口駅におけるデータは、福島駅、新潟駅両方面とも全区間在来線利用とした場合、以下の通りとなります。

【対福島駅】
運行本数   上下10本
平均所要時間 4時間41分
片道運賃   2,940円

【対新潟駅】
運行本数   上下5本
平均所要時間 4時間29分
片道運賃   2,940円

所要時間や運賃は大差ないものの、只見線は会津若松~会津川口間の区間列車が多いため、運行本数は福島駅側が倍という結果になります。従って指標も、

【対福島駅】
運行本数   +33.3ポイント
平均所要時間 - 2.2ポイント
片道運賃   ± 0.0ポイント
計      +31.1ポイント

【対新潟駅】
運行本数   -33.3ポイント
平均所要時間 + 2.2ポイント
片道運賃   ± 0.0ポイント
計      -31.1ポイント

と、福島駅が大きく優勢という結果となります。
なお、新幹線を利用した場合でも、新潟側に Sきっぷ という新潟駅~長岡駅間が往復2,920円で新幹線乗車可能な回数券が通年で利用できるというメリットがあるものの、運行本数の差は如何ともできず、福島駅優勢の結果となります。ちなみに、新幹線を利用しても、会津川口駅~福島、新潟両駅間の平均所要時間はいずれも3時間57分で、「遠いな~」と嘆きたくなります。
会津川口駅の西隣の本名駅以西は、福島駅、新潟駅両方面とも一日上下5本しかないため、所要時間及び運賃面から新潟駅優勢の結果となります。従って、旧金山町西部の旧本名村及び旧横田村、更にその西側の只見町については、「新潟圏」に入るとみていいと思います。なお、これらの地域の人口は、5,000人強といったところでしょうか。





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Last updated  2012.02.20 22:37:35
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